今、世界中でインフレが加速しています。
物価が上がっているのです。
しかし、日本とアメリカでは少し事情が異なります。
アメリカは金融緩和を終了へ
アメリカでは、来年に利上げが行われます。
米ドルの金利が上がるということです。
ゼロ金利政策なんて言葉が以前話題になりましたが、これまでは市中にたくさんお金を流す目的で金融緩和を続けていました。
すると普通はインフレになるのが当たり前で、アメリカではすさまじい物価上昇率が社会問題となっています。
一方で、日本も最近は原油高の問題などもありインフレは起きつつありますが、金融緩和によるインフレはなかなか思うように起きてくれませんでした。
アメリカはコロナ回復期である今、今までのような金融緩和から、引き締めのタイミングに差し掛かります。
過度なインフレを抑えることができます。
円安は再進行へ、日本にとっては吉なのか凶なのか
日本も、アベノミクスの時期は円安が進行していきました。
あのときは日本の株価と円安が連動しており、円安になることで景気が良くなるような感覚がありました。
アメリカが利上げをするということですが、日本は現状維持をするしかありません。
そうなるとドルと円の金利差が開き、今後は円安が進行する可能性が高いです。
もちろん円安、円高にはそれぞれメリットもありますから、恩恵のある業種もあるでしょう。
今後起きるであろう円安の動きが、日本にとってどんな影響を与えるのか。
メリットとデメリット、どちらが上回るのかが一つ。
そして、懸念はスピード感ですね。ゆるやかな円安ならまだしも、急激な円安は混乱にも繋がります。
来年は久しぶりに為替が賑わいそうです。