ありそうでなかった?東急とブックオフの忘れ物販売が興味深い


以前のような、大量生産、大量消費社会はもう終わろうとしています。

SDGsにもつながるところもありますが、個人的にはそれより前の、インターネット登場がこの動きを加速させていると思うんですよね。

この話は、またなにかでしたいなと思っています。

東急とブックオフの試み

昔は電車の網棚には新聞や雑誌などが放置され、それを乗客が読んでは置き、みたいなのを繰り返していました。

最近はそういうのも見かけなくなりましたね。

そもそも、みんなスマホをいじりますからね。

とはいえ、それでも電車には日々多くの忘れ物があります。

東急が面白い試みを始めるようです。

保管期間が過ぎたものを、捨てずに売る、というものです。

東急がブックオフと提携 保管期限過ぎた忘れ物品を”再流通”(乗りものニュース) – Yahoo!ニュース

まあさすがにどうにもならないものは売れないでしょうけど、記事によれば中にはカバンなど使えるものもあるので、そういったものを売るということのようですね。

年間で25トンの忘れものを捨てているということなので、それを売れば利益もでるし、ごみも減り、いいことだらけです。

再利用の考え方

もともと、日本は再利用の考え方が定着していた国ですからね。

壊れたものは直し、リメイクし、長く使う文化がありました。

しかし西洋の考え方が入ってきて、時代も資本主義からの、大量生産、大量消費を重視する考え方が定着しました。

時代は一周して、SDGsと名前を変えて、こういった再利用の考え方を重視する社会になろうとしています。

モノを捨てない社会というのは、実はモノを持たない社会にも近いかなというところで、今後はレンタル、サブスク、リユース、リメイクといったキーワードがより重視されるのではないかなと思っています。

多くのものを半永久的に所有し続けるのは、むしろリスクになるのかなとも。

こちらも、また別の機会でお話したいと思います。