意外と知らないお酒の賞味期限


なんでも古ければいいというものではありません。しかし、古いものに高額の価値がつくのはよくわかります。長い歴史を超え、それでも形を保っているということはとても魅力的なことですし、いいものだからこそ残る、という考え方もできますね。

まぁ不動産だと古ければ価値は下がりますけど、築100年を超えるとそれは価値です。築30年とかだと微妙ですけど。車も10年物だと古いですけど、50年物だとそれは価値ですよね。

バイオリンのような楽器は、昔のものだと億単位で値段がつきます。楽器は古くても音を奏でられるのだから素晴らしいですね。

古い酒の魅力

お酒もまた、古いものは価値が高いものです。ビールや日本酒だと古酒というのはあまり聞かないですが、ワインやウイスキーは古酒ともなるとまた違う味わいがあります。といいながらも、実はそこまで古酒を飲んだことはありません。沖縄に行ったときけっこう年代物のクースを飲んだのと、お世話になっている偉い方にけっこう年代物のワインを飲ませていただいたくらいですね。もちろん物は違いますが、古酒になるとこういう方向に味が変わるんだなというのは共通していました。

古い酒は飲んでしまうとなくなってしまうということで、そこが悩ましいところです。

酒の賞味期限

お酒には賞味期限があります。こういうニュースがあるといくらでも飲めそうですが、そういうわけではありません。特にビールや日本酒は賞味期限が比較的早いお酒です。押し入れから大昔のビールがでてきて年代物だ!の喜んで飲んでもいいわけではないのです。

ウイスキーや焼酎の蒸留酒は賞味期限がありません。ワインも賞味期限はありません。というのも、ワインは時間が経ってからの熟成を楽しむ飲み物だからです。ですが安いワインですと、家で保管していても特に熟成が進まないという可能性もあるようで、熟成に関してはものによるようです。また、環境によっても味は変化しますので、保管する場所はとても大事です。

先日、フランスで1774年物のワインが1300万円で落札されたというニュースがありました。これが飲めるものなのかどうか…気になるところです。

落札した人は飲んだのかな?でもあと何十年かしたあとオークションに出したらさらに高額で取引されるかもしれないですからね。歴史に残っているまだ飲まれてない最古のワインがいつなのかわからないですけど、今年作られたワインが100年後、200年後に同じようにオークションにかけられるかと思うとそれはそれでまたロマンチックな話です。時空を超えて、お酒を楽しむということですね。