ネタバレを含みます!単行本、アニメで追っかけている人は気をつけてください!
週刊少年ジャンプで「Dr.STONE」という漫画があります。
未来の話だけど原始時代、だけど現代という、時代設定。それに合わせ、主人公は科学の力で勝負していくという、これまでの漫画にはなかなかない初期設定ということで、自分も好きな漫画の一つです。
今回は、アヤノ.メ史上初となる、漫画考察回です!
これを誰かに話したくてしょうがないんです。さあ、お付き合いください。
ホワイマンの正体は?
最新号では、ラスボスに相当するであろう”ホワイマン”の正体が明らかになるか!という展開になっています。
そのホワイマンは誰なのか、ネットでも大きな話題となりました。
自分自身も、ホワイマンが誰なのか、もう考えだしたら止まりません。
そして、自分の中では一つの結論に至りました。
結論からいうと、ホワイマンはアインシュタインです。
これはネットでも同じようなことを言ってる人がいますので、お前のアイデアじゃないだろ!と言われそうですけども。
ホワイマン考察1
Dr.STONEにアインシュタインなんてでてたっけ?
一応、でてきているんですよね。キャラとしてというか、科学の説明という感じでですけど。
さて、ここで理由をいくつか。
理由1:アメリカと関係がある
千空たちが月面をドライブする際、かつて建てられた星条旗の近くを通ります。
かつてアメリカが月面に降り立った場所がホワイマンがいる場所の近くであるということ。
これをわざわざ千空は「偶然には必ず合理的な理由がある」と発言しています。
そこまでいって、ホワイマンが昭和時代のアメリカと関係ないはずはありません。
理由2:すぐ側にいた
最後は千空が一言。「ずっとすぐ側にいた」という発言をしています。
ずっと、というからには、1話目からですよね。
そうなると仲間の中に犯人が!と思いそうですけども。
ただこの作品は科学がメインの話です。
千空の服には「E=mc2」というアインシュタインが導き出した公式が記されています。
現代科学=アインシュタインということで、これがずっと伏線だった!ってことですね。
理由3:驚いているのは現代人だけ
Dr.STONEには復活した現代人と生き残った末裔の未来人がいます。最後には大勢が驚いている様子が描かれていますが、わざわざ現代組+カセキがピックアップされていました。
月面にいるコハクが驚いた様子がなかったことを考えると、現代組だけがその存在を知ると驚く、つまり現代でよく知られた人物であるということがわかります。
ちなみにカセキは以前アインシュタインについての説明を受けているので、ここにカセキがわざわざ描かれたというのもギリギリセーフというところでしょう。
アインシュタインの動機
アインシュタインは、その優れた科学力で多くの貢献をしました。
しかしその一方で、原爆の開発にも影響を与えています。
アインシュタインが直接原爆をつくったわけでもないんですけどね。
このあたりの経緯はこちらにあります。
原爆投下から75年…… アインシュタインが80年前に署名した、米政府に原爆の開発を求める書簡の中身とは?
Dr.STONEのホワイマンは、徹底した人類の石化へのこだわりを持っています。
その科学力で人類を殺せばいいものの、そういうわけではなく、あくまで人類だけを石化するということで、殺したいわけじゃない、というところも垣間見ることができます。
科学の力で、もう一度科学がない世界を作りたかったということで、動機としては筋が通っているようにも思えます。
ホワイマン考察2
さて、ホワイマン=アインシュタインである、別角度からの考察です。こちらは漫画特有のメタ的視点から。
理由4:アインシュタインは一石
アインシュタインはドイツ語で、それを直訳すると一つの石、となります。
こちらに詳しく説明がありますので、リンクを張っておきます。
相対性理論の「アインシュタイン」のお名前は「一石」さん | 週末パーサー
作品タイトルはDr.STONEです。
ドクターは学者に当てられる言葉ですので、「石先生」ってことです。
この作品タイトル自体が、アインシュタインを意味することと考察できます。
理由5:ネーミングのルール
Dr.STONEには、主要な科学者は頭文字が数字に絡むネーミングのルールがあります。
主人公は千空。現代から蘇った科学者です。
千空の父親は百夜。血はつながってないとのことですが、千空の出生については謎です。その昔、石化を免れた宇宙飛行士の一人です。
そして今は仲間になった、ゼノ。その昔は千空の科学の師匠でもありました。アルファベット表記でXENO。
ここまで、頭文字が1000、100、10と数字が減っていることがわかります。
では1は?
そう、アインシュタインです。アインシュタインは英語読みするとONE STONE、ということです。
それでも解決しない謎
とはいえ、まだまだすっきりしないところが2つあります。
一つは、ホワイマンの声が千空と同じであるということ。
つまりホワイマンと千空はつながりがありそう、というところ。
ここをスッキリ解決しないはずがない。
そしてもう一つが、右京の存在です。
右京は初期から仲間として行動していますが、わざわざ意味ありげな怪しいシーンがいくつかありました。
黒幕ではないにしろ、黒幕との関係はありそう。
これもうやむやにして話が進むとは考えられません。
今後の展開と、まだ謎ばかり
アインシュタインといっても、さすがにもうすでに亡くなっている人です。
しかし、アインシュタインの脳は死後研究のために取り出され、今でも保管されています。
アインシュタインが死去したのは1955年。アメリカの月面探査は1969年です。
時間軸としては有り得そうな展開。しかしかなりファンタジーです。
1900年代にアメリカがアインシュタインの脳をもとに人工知能を作る、それを月面に運ぶ。
そして人類を石化。
うーん、いくらなんでもファンタジー。まぁもうすでにファンタジーですけども。
100歩譲って天才アインシュタインが人工知能になって月面にいたとしても、石化装置を西暦2000年頃にどうやって作るんだって話。
ただあの石化装置は英語に反応するわけで、宇宙人が作ったとか、未来からのテクノロジーが、みたいなぶっ飛んだ話でもないのかもしれない。
個人的には、Dr.STONEには宇宙人とか未来人とか、ぶっとび技術を持ち出してほしくないなとは思っています。
そして今後の展開ということで、こちらもネットで話題になるのが、同じく人工知能レイの存在です。
外伝ではISSを拡張しながら待っているという話がありました。しかしあれはあくまで外伝。
数字のカウントダウンルールからいくと、アインシュタインのあとに本編でレイが出てくる可能性もありそうかなと。0ということで。
うーん、どうなることやら。
そして次週にこの謎が明らかになるのか!ワクワクは止まらない!