昭和の時代から、つい最近もたびたび話題になる、学歴問題。
それに加え、男女の雇用格差、ルッキズム問題、年齢、人種などなど、仕事をする上ではいくつかの差別問題を乗り越えなければなりません。
それらがインターネットの次の時代が全て取っ払うこともあるのでしょうか。
人の経歴、背景は不要
これは楽観論ですが、メタバース空間は基本的にはアバターで仕事をするわけで、その人の背景はどんなものかわかりません。
といっても、これはVRやメタバースに限る話でもありません。
自分自身も多くのことを外注でお願いすることがあるのですが、正直その方々がいったい何者なのかわかりません。
昔だったら、そんな会ったことも何をしているかも知らない人に仕事をお願いするなんておかしい、とみなさん思われるでしょう。
しかし、ある意味これは究極の実力主義ですよね。
この人いいなと思ったから仕事を振るわけで、どんな経歴があるからとか、そういうの関係ないのです。
自分はVRやメタバースで仕事をしているわけではないとはいえ、感覚的にはきっとこういうことなんだろうなと思います。
ちなみに、自分が仕事をお願いしている人も、いったいどんな人から仕事を振られているかもわかりません。
この感覚がけっこう面白いんですよね。データのやり取りとメッセージだけでその人の信頼性や実力って十分わかるものです。
こういうモノづくりのやり方に、楽しさを感じています。
見えない顔を見る
そのような中で、興味深い記事がありました。
なんと、面接をバーチャルでやるというものです。
性別・学歴・年齢、不問。バーチャル面接でサーバーエンジニアの採用を行なう企業現る
サーバーエンジニアだからこそというところもあるのでしょうが、経歴など不問というのが、思い切っていていいですね。
35歳過ぎたらなんてよく言われますが、これから先はそういうのも関係なしに、フラットな状態で仕事ができるような世の中になるのかもしれません。
本来、その人の人柄などは、そういった経歴の中にあるものでもありません。
たとえアバターでの仕事でも、ある種の人間らしさというのは不思議と見えてくるものなのではないかなと思います。