昨年よりNFT音楽に取り掛かり、この春にKASUMI in the RAINという音楽NFTを発表しました。
この話は何度も何度もしているのですが、非常に概念がわかりにくいです。
世界中には多くのミュージシャンがいますが、同じことをやっている人はおそらくいないのではないかと思います。
これまでと言葉を変えてお話したいと思います。
おかげさまで、現在出しているものはすでに完売状態となっております。
本日19時、KASUMI in the RAINの一部を販売することになりました!販売リンクはTwitter、このブログの最下部を!
NFTとして音楽を大量発行する違和感
ちょこちょことNFTとして音楽を発行する既存アーティストが増えてきました。
これも今年の頭にVoicyなどでお話していましたが、ここから年末にかけて国内外でNFTに取り組む新しい企業が増えてきます。
そうなると、その企業は多くのアーティストに営業をかけ、NFTをうちで発行しませんか、と声をかけます。
なので、来年あたりにはNFTを発行する既存アーティストはおのずと増えていくことになるでしょう。
しかし、その多くは1曲を数量限定でNFTとして販売することになります。
要するに、数量限定CDをDL販売で行うような意味合いです。
これはこれでNFTの使い方としては正しいし、これ自体を否定するわけではありません。
しかし、NFTは複数発行すると、それはつまり代替可能だよね。
実は自分自身、同じNFTを大量発行することへの潜在的な違和感を常に感じています。
そこで、あくまで一点ものの、代替不可能な音楽づくりに強烈な関心を抱いています。
非代替性な音楽を求めて
もちろん、全ての音楽を1点ものとして発行することもできます。
しかしそうなると、報酬の対価として高額にならざるを得ないということが一つ。
せっかく作った音楽を一人しか所有できないのか、ということも一つ。
いろいろなジレンマを抱えます。
そこで自分が考えたのが、このKASUMI in the RAINという作品です。
KASUMI in the RAIN とはなんなのか
KASUMI in the RAINは、あくまで一つです。
作った楽曲は一つで、それを55個のNFTとして発行します。
しかし発行数を55にするという意味ではありません。
この55の音楽NFTは、それぞれ同じ曲ですが、それぞれ違う楽曲になっています。
55枚限定CDを想像してほしいのですが、そのCDに入っている楽曲は全て同じものですよね。
だから、あなたのCDと私のCD、新品同士なら交換しても構いません。代替可能な音楽です。
KASUMI in the RAINはここが違います。
55枚限定CDですが、それぞれ内容が違うものになっています。
だから、あなたのKASUMIと私のKASUMI、新品同士でも交換してもいいというわけではありません。
同じ曲だけど、違う曲。
これが非代替性音楽”Non Fungible Music”です。
KASUMI in the RAINの作り方
では、このKASUMI in the RAINはどうやって作っているのでしょうか。
全て自分で作った自動作曲プログラムにより生成しています。
AIが大量生産しているわけではありません。
あくまで自分の作曲法をプログラミングに落とし込んだものです。
正真正銘、彩雨作曲と胸を張って言えるものです。
作曲とプログラミングの両方ができる自分だからこそできる音楽です。
販売はこちらから
今回はCYPHERという音楽専門のNFTマーケットプレイスを利用して販売します。
まだ正式スタートしているサービスではなく、α版ということなのですが、特別に利用させていただけることになりました。
こちらにKASUMI in the RAINの#40から#43までの4つを出品します。
日本円にも対応していますので、手続きも簡単です。
またイーサリアム版が欲しいという人のために、#7、#8をOpenSeaにて出品します。
同じ曲だけど、同じではない代替不可能な音楽。
世界で同じものを持っている人は誰もいません。
この感覚、ぜひ体験してみてください!
購入リンク↓
CYPHER
https://cypher123.com/user/62a95d8f4a6ea8b42191ccd6
OpenSea
https://opensea.io/collection/kasumiintherain