底辺の職業ランキングが話題です。
就活情報サイト「底辺の職業ランキング」に批判殺到 12の職を羅列…運営会社は削除し「事実関係を確認する」
批判殺到で取り下げているようですが、具体的に12の職についても記載されておりました。
何をもって底辺とするのかが気になるところではありますが。
元記事は読めてないですが、他の記事から察するに、一般的にそう思われている職業、とも読み取れそうです。
これが批判される世の中にはなった
まぁでもこれ、30年前、40年前にこの記事が上がったとしたら、世の中の受け止め方は少し異なっていたかもしれませんね。
それだけ、今は多様性が社会の中でも浸透してきている現れなのかなと感じました。
特にここで取り上げられた職業は社会として重要な職業でもあり、そういったところも含めての理解が進んでいます。
まずそういった風潮になっていること自体は喜ばしいことかなと思います。
職業に貴賎なし、というけれど
人を仕事で差別するのはよくないですね。
しかし、いい悪いは別問題。
心の根っこには、まだまだ世の中には職業差別は残っています。
仕事の過酷さや賃金の問題もありますし、将来の安定性の問題なども。
多くの方が記事を批判していますが、心の底から「職業に貴賎なし」と批判できる人間ってどれくらいいるのかなと感じています。
自分はおかげさまで職業バンドマンで生きさせていただいていますが、底辺かどうかは別としても、世間一般のイメージとしては同じ部類にいます。
もちろんそういった発言をされたこともあります。正直、嫌な思いをしたこともあります。
今回上がった12の職業の一つ一つについて言及はしませんが、それぞれがそれぞれのプロフェッショナルな仕事であり、社会にとってはどの職業も重要です。
しかし残念ながら世の中には、世の中からそう思われる可能性がある職業が存在するということ。
どうしても人間社会は相対的に成り立っています。
相対的というのは、自分と他者が関わり合うところからスタートします。
その中で全てをフラットに受け止められる人は少ないです。
本当にすべてにおいて「職業に貴賎なし」と心の底から、みなさんは言うことができますか。
自分も含め、改めて問い直すいい機会になったと思います。
分散化された社会
自分はNFT、総じてブロックチェーンによるWEB3が作る新しい世界に非常に高い関心を持っています。
その先にある分散化された社会は、人と人とが持つカテゴライズの壁を曖昧にしていきます。
それが最終的に職業差別だけではなく、人種、性別などすべての差別意識そのものを曖昧にしていくものだと思っています。
これには少し時間がかかると思いますが、その片鱗はいたるところに感じています。
どんな世界になるのか、とても楽しみです。