コロナから2年。
多くの業種に影響がありましたが、その中でも飲食店は自粛要請などもあり、大きな打撃を受けました。
コロナと戦争と円安
そんな飲食産業の中で、コロナと意外にも相性がよかったとされるのが焼肉屋です。
大手居酒屋チェーンのワタミは居酒屋から焼肉店に鞍替えするなども話題になりました。
しかし、2022年にはウクライナで戦争が起きます。
実はこれに焼肉屋が打撃を受けています。
焼き肉店に淘汰の波 牛肉高騰「ミートショック」(産経新聞) – Yahoo!ニュース
ウクライナと焼肉、あまり関係がなさそうな印象を持つ方も多いかもしれません。
しかしウクライナの影響でトウモロコシが急騰、それを餌とする畜産業に大きな打撃を与えました。
その結果、牛肉など肉が急騰しているそうです。
記事によれば円安効果もあり、高級な和牛が海外に流れやすくなっているともありますね。
国内で安定した牛肉の確保が難しくなる可能性もありそうです。
値上げの秋は迫る
世の中あれこれ言われているけど、そんなに影響ないよね、と思っている方も多いでしょう。
ガソリンとか値上がりしているとかいっても、車は乗らないから関係ないし!
食料品が値上がりしているとかいうけど、数円レベルじゃん!
と油断しているかたも実際多いと思います。
しかし世の中は全てがつながっているのです。
そして恐ろしいことに、値上げはこれからやってきます。
例えば多くの食事に影響している小麦ですが、かなり多くを輸入しています。
これは日本政府がまとめて買い取り、それを各業者へ売り渡すような制度となっています。
この政府売渡価格は年に2回更新されます。それが4月と10月です。
4月はもちろんウクライナの件も円安傾向もありましたが、それらがしっかりと反映されるのは10月になるでしょう。
よほどのミラクルがない限り、小麦の価格は秋に爆上がりします。
アメリカのインフレ次第ではありますが、利上げはいつまで続くでしょうか。
ロシアとウクライナの問題はどうなるでしょうか。
現在日本に降り掛かっている値上げの波は、日本とは関係ないところの影響が凄まじく、どうにもならないというところが難しいところ。
本当の値上げはこれからやってくることを忘れてはいけません。