値上げの秋はすぐそこ、飲食業界の二極化が進むと予想


松屋の味噌汁が一部で無料提供をやめるというニュースがありました。

「松屋」がみそ汁の無料提供を北海道で終了 グリーンカレーだろうがみそ汁を提供していた松屋にネットで衝撃(ねとらぼ) – Yahoo!ニュース

記事にもある通り、松屋はカレーにも味噌汁を付けるという離れ業をやっていただけに、けっこう衝撃的なニュースです。

余談ですが、松屋の味噌汁って昔より美味しくなりましたよね。

昔はめっちゃ薄くて出汁がないような味でした(失礼)

牛丼チェーンに打撃は間違いなし

この前のブログでも話題にあげましたが、肉が高くなっています。

円安で海外の肉を安く仕入れにくくなっていることも要因ですが、牛や豚が食べる餌がウクライナ問題もあり高騰していることにもよります。

円高だったころは、牛丼とかめっちゃ安かったですよね。

あれから徐々に値上がりをしていますが、この秋、冬にかけてもう一段階値段が上がる可能性もあります。

今回の松屋の件もコストカットということで、今後の動向が気になります。

値下がりする要素はない

円安、ウクライナ、原油高、この三重苦はなかなか恐ろしいです。

国内外問わず、近いうちに値下がりしそうな食料関係の要素はなさそうです。

日本がそれだけ食糧事情が海外に依存しているというのも事実ですが、細かいところまで言い出すと国内だけでの完全自給自足など無理な話。

オロナミンC、チロルチョコなど、連日のように値上げ報道があり、もはや何が何だかわからないですね。

ヨーロッパでも急激なインフレが問題になっていて、これから冬を迎えるにあたりエネルギー代がかさむことでさらなる値上げもあるかもしれません。

このレベルの世界的インフレは自分が物心がついてから経験したことがない気もしていて、今後の動向が気になるところ。

二極化すると予想

これは飲食店に限る話ではないですが、二極化が進むと予想しています。

お金持ち向けの高級店は伸び、逆に超安く出すお店なんかも伸びていくんじゃないかな。

スーパーですが、業務スーパーは調子いいですよね。

成城石井みたいな高級スーパーと業務スーパーみたいなところは調子を上げ、中間層が厳しくなっていくのかなと。

飲食店も、もしかしたらラーメンとかですら、1200円とかちょいお高めのお店と、500円とかでめっちゃ安く出すようなところの二極化が進むんじゃないかなと思っています。

牛丼チェーンは昔は安かったですが、最近じわじわと上がってきてますよね。

マクドナルドも円高のときは75円とかだった時代もありました。今はじわじわ上がってきています。

ここらで新たに、めっちゃ安く出す飲食チェーンなんかが登場するタイミングかもしれません。

それか高級志向に変えるかどうでしょうね。ただブランディングもあるので、松屋とかが高級志向に変えるのは難しいかもですね。

お金はある人はあるので、ランチで2000円など全然余裕の人も中にはいます。

しかしその人たちは松屋やマクドナルドには2000円は落とさないでしょう。

大手で中間層を狙っているところが、これから厳しくなっていきそうです。

ファミレスなんかもその傾向がでてきているようにも感じます。

コロナが終わる兆しを見せ、飲食産業もこれからガツンと勝負する時期が近付いているわけですが、二極化を前提に勝負を仕掛けるところがでてくるんじゃないかなと思っています。