これはスタエフ配信の文字起こしをブログ化したものです。
キャッシュレス決済サービスPayPayが、学園祭への導入を本格的に展開し始めました。この動きは、若年層のキャッシュレス化を加速させる狙いがあります。今回は、この新たな取り組みについて詳しく見ていきましょう。
PayPayの学園祭導入の現状
PayPayは2023年から、全国の私立学校や大学に加え、公立の小中高校にもサービス提供の対象を拡大しました。2023年度には20の学園祭でPayPayを導入し、好評を博しています。横須賀高等学校の学園祭では、完全キャッシュレス化を実現し、PayPayを利用できない人向けに事前購入の金券を用意するなど、画期的な取り組みを行いました。
PayPay導入のメリットと活用範囲
学園祭でのPayPay導入には、お釣りの用意が不要になる、支払いの間違いが減る、決済が早くて便利といったメリットがあります。また、現金管理のリスクも軽減されます。PayPayの利用範囲は学園祭だけでなく、部活動費、給食費、校内の購買費にも及んでいます。これにより、学校生活全般でのキャッシュレス化が進むことが期待されています。
今後の展望と課題
PayPayの学校への導入は、若年層のキャッシュレス化を促進し、将来的な社会全体のキャッシュレス化につながる可能性があります。一方で、PTAやOBOG会、サークルなどとの契約はできないなど、利用に制限もあります。また、完全キャッシュレス化に向けては、全ての学生がスマートフォンを所有していることが前提となるため、デバイスの普及や情報格差の問題にも注意が必要です。
PayPayの学園祭導入は、教育現場でのキャッシュレス化の一歩となり、若い世代のデジタル決済への親和性を高める重要な取り組みとなっています。今後、この動きがどのように広がっていくか、注目が集まります。