スマートフォンが世の中に登場して10年になります。そのほとんどの人、というかほぼすべてといっていいくらい、Andoroidベースの機種とiPhoneが圧倒的なシェアを誇ります。
これを見ている皆さんも、そのどちらかのスマホを使っていることでしょう。
注目していたWindows Phone
AndroidでもiPhoneでもないスマホ、それがWindows Phoneです。みなさんもご存じ、MicrosoftのWindowsを搭載したスマートフォンです。
個人的にも注目をしていて、状況によってはアリだなと思っていました。
Windowsは、それこそパソコンでは圧倒的なシェアを取っているため、パソコンとの親和性は高いです。Windows 10が登場したとき、パソコン用、スマホ用、タブレット用のすべてのOSを統合する形で発表されました。これはとても画期的なことで、パソコンもスマホも同じソフトを同じように動かせるようになる可能性を秘めていました。
それこそ、スマホでもタブレットでもパソコンでも、同じように仕事ができます。
しかし、時代は思っている方向に流れませんでした。その要因の一つは、AndroidでもiPhoneでも、Windowsのワードやエクセルのデータを扱える機能、アプリが充実したこともあるでしょう。ただ、個人的に一番思うのは、世の中のパソコン離れだと思います。パソコンとスマホのOSの親和性はそこまでユーザーが求めなかったのかもしれません。
そんなこんなでWindows Phoneはスパッと開発を停止し、最後の一台が先日売れて、公式ストアから姿を消すこととなりました。
サヨナラ、Windows Phone…ラスト1台が公式ストアから売り切れる
最後の一台はどんな方が買ったんでしょうね。それにしてもパソコンでここまでのシェアがあるのにスマホOSでシェアを取れないというのも難しいものです。パソコンでのシェアは大きなアドバンテージではあったと思うんですけどね。
これからのOS
パソコンもスマホも、OSでの新規参入はハードルが高いのが現状です。よほどの大革命でもあればAndroidでもiPhoneでもないスマホが登場するかもしれませんが、正直なところその可能せいはないと思っています。どちらかというと、新規参入はスマホに変わる新しいイノベーションが起きた時に、そこでシェアの奪い合いが始まるのかなと思います。
パソコンに関してもWindowsとMacOSが圧倒的なシェアを占めていますが、個人的にはChrome OSにも注目していて、最近はそちらも少しずつ売られるようになってきています。AndroidとChrome OSが統合されるなんて話もありましたが、先のWindowsの一例もありますし、スマホとパソコンのOS統合はどうでるかわかりませんからね。
もっともブログを書くくらいならなんのOSでもできるんですけど、仕事で使うソフトウェアの問題もありますし、よほどのことが起きない限り、メインのパソコンが違うOSになることはないでしょうね。