賛否両論!?生成AIで作ったアニメが地上波に登場へ


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです。

音楽&テクノロジー雑談【NFT×AI×音楽】 | stand.fm

AYAME / 音楽家 V系バンド摩天楼オペラのメンバーとして2010年メジャーデビュー。国内外で数多くのライブ活動を継続中。 2021年よりNFTクリエイターとして活動を開始。2022年にProject MiLLA STUDIOを立ち上げ、AI、NFTを活用した音楽作品の製作に取り込む。 …


地上波アニメで生成AIをフル活用した作品が登場し、話題を呼んでいます。そのアニメは『ツインズひなひま』というタイトルで、深夜3時38分から放送される予定です。この作品は、生成AIを全面的に活用して制作されており、アニメ業界における新しい挑戦として注目されています。

AI活用の意義

公式によると、AIを活用する意義は以下の2点にあります。

  1. アニメ制作現場の効率化
    アニメ業界では、人材不足や業務時間の肥大化が深刻な問題となっています。生成AIを活用することで、膨大な作業量を軽減し、効率化を図ることが目標とされています。特に、手書きやCGでは実現が難しかった部分をAIが補うことで、制作プロセスがスムーズになることが期待されています。
  2. 新しい表現の確立
    AIならではの表現やクリエイティブな発想を取り入れることで、従来のアニメでは実現できなかった新しい表現を追求しています。AIが生み出す独創的なアイデアを、人間が組み合わせて作品に仕上げることで、新たな可能性を切り開くことが狙いです。

AI活用に対する賛否両論

このようなAIの活用に対しては、当然ながら賛否両論があります。否定的な意見としては、「AIがクリエイティブな作業をこなせるのか?」「人間の表現力が失われるのでは?」といった懸念が挙げられます。一方で、肯定的な意見としては、「単調で繰り返しの作業をAIに任せることで、人間はよりクリエイティブな部分に集中できる」「AIならではの新しい表現を取り入れることで、アニメの可能性が広がる」といった声もあります。

音楽制作との比較

この話は、音楽制作の現場とも共通する部分があります。音楽制作も、一見クリエイティブな作業ばかりのように思われがちですが、実際には単調で繰り返しの作業も多く存在します。例えば、打ち込みや編集作業などは、必ずしもクリエイティブな作業とは限りません。こうした部分をAIに任せることで、アーティストは自分にしかできないクリエイティブな部分に集中できるようになります。

筆者自身も、音楽制作においてAIを活用しているとのことです。特に、単純作業や反復作業はAIに任せ、自分にしかできない部分に注力するというスタイルを取っています。これは、アニメ制作におけるAI活用と通じる部分があると言えます。

AIの進化と今後の展望

AIイラストが登場したのは2022年の夏で、まだ3年も経っていないにもかかわらず、AIをフル活用したアニメが地上波で放送されるというのは、非常に画期的なことです。AI技術の進化は目覚ましく、今後もさまざまな分野で活用が進むことが予想されます。

ただし、AIの活用に対しては、まだ抵抗感を持つ人も多いのが現状です。例えば、音楽制作においても、DTM(デスクトップミュージック)が登場した当初は、「打ち込みは邪道だ」といった批判的な意見がありました。しかし、今ではDTMは音楽制作のスタンダードとなっています。同様に、AIの活用も時間が経つにつれて受け入れられていくのではないでしょうか。

まとめ

『ツインズひなひま』のようなAIフル活用のアニメが地上波で放送されることは、アニメ業界にとって大きな一歩です。AIを活用することで、作業の効率化や新しい表現の追求が可能になります。一方で、AIに対する抵抗感や批判的な意見も根強く存在します。しかし、技術の進化とともに、AIの活用はますます広がっていくことでしょう。

今後の展開が楽しみですね。それでは、また次回もお楽しみに!