牛丼騒動から考える政治家の発信力を考える


これはニュース読み配信の文字起こしをブログ化したものです。

話題の牛丼動画、一体何が問題なのか

最近、小泉進次郎農水大臣の牛丼動画が結構話題になっています。国会敷地内に車を停めて、車内で牛丼を食べる動画をSNSに投稿したところ、賛否両論の大きな反響を呼んでいるんです。「何のためにカメラを回しながら高級車で牛丼を食べているのか」といった批判の一方で、「少し前は高いものを食うなと叩かれ、今回は庶民アピールだと批判される。一体何を食べれば正解なんだろう」という擁護の声もあります。

レクサス批判の的外れさ

動画で小泉大臣が乗っていたレクサスについても批判が出ていますが、これは正直的外れだと思います。大臣だからレクサスに乗るのは当たり前じゃないでしょうか。軽自動車に乗ったら「大臣のくせに恥ずかしい」と言われるでしょうし、外国車に乗ったら「日本の産業をなんだと思っているんだ」と批判されるはずです。日本は世界トップクラスの大国で、レクサスは日本が世界に誇る高級車。アメリカでも人気があり、大臣の立場を考えればベストなチョイスだと思います。

選挙前だからこそ重要な政治家の発信

今は都議会議員選挙が行われており、夏には参議院選挙もあります。選挙前になると政治家のSNSは特に注目されますが、小泉さんのような有名政治家ばかりではありません。都議会議員なんて正直誰が立候補しているかほとんど知らないのが現実です。だからこそ、政治家は常日頃から発信すべきだと思います。

政治の話はもちろん、アニメや音楽、スポーツの話でもいいし、地元での出来事でもいい。それこそ牛丼やラーメンを食べた話でもいいんです。選挙中だけ一生懸命庶民アピールするのではなく、普段からもっと発信した方がいいと思います。

政治家こそ「しゃべる」べき

政治家の中には炎上リスクを避けて発信しない人も多いですが、政治家というのは本来「しゃべる仕事」だと思います。国会での答弁も大事ですが、日頃から有権者に対してちゃんと話し続けることが重要です。地元から支援を受けて税金で食べているわけですから、何を食べているかも含めて、一つ一つの法案に対してどう感じているかをもっと説明すべきです。

小泉さんは昔から比較的発信している方だと思いますが、普段からの発信を通じて有権者としっかりコミュニケーションを取り、自分の政治的スタンスを説明できる政治家がいいと思います。

新しい政治コミュニケーションの可能性

XやInstagramもいいですが、VoicyやYouTube、ツイキャスなど、声や動画を使った発信もおすすめです。しゃべっていると人となりが出るので、より親しみやすい政治家像を伝えられると思います。大阪の吉村知事の万博関連動画なんかも、とても参考になりますね。

結局のところ、しゃべるのが下手な人は政治家をやるべきではないと思います。政治家は説明責任を果たす職業なので、自分の考えや行動をきちんと説明できることが大前提です。レクサスで牛丼を食べることに文句を言う人の気持ちが正直わからないのですが、こういった批判も含めて、政治家はもっと積極的に発信していくべきだと思います。日頃から何を食べているかをアピールするのも、政治家の人となりを知ってもらう大切な要素だと考えています。