YahooとLINEの経営統合など、IT系のビッグニュースに揺れる日本ではありますが、ITのお久元、アメリカでもいろいろな動きがあるようです。
今、これは世界的にも起きている流れでしょうが、IT業界の金融系への進出が進んでいます。
相性のいいITと金融
ITと金融は非常に相性がよく、この二つの融合はかねてより行われていました。
ファイナンスとテクノロジーを合わせてFinTech(フィンテック)なんて言葉も登場している通り、この双方の歩み寄りは昔から行われていることです。
とくにここ20年ほど好調なIT業界は資金力やユーザーの抱え込みもあり、さらには規制緩和なども進み、IT業界から金融業界へ進むような動きがあります。
日本でも楽天、Yahoo、LINEといった大手企業は金融への進出が盛んで、クレジットカードや証券、キャッシュレス決済、証券、保険などのサービスを展開しています。
アメリカでもこの動きは活発で、APPLEがクレジットカードを発行したり、Facebookが仮想通貨を作ったりといった動きが有名です。
ついにGoogleが銀行業へ
ついにGoogleが銀行業へ進出するという報道がありました。数年前よりこんな話はありましたが、ついに動いたということで、既存の銀行にとってはまさに脅威です。
なんだかんだで金融の要は銀行ですから、このGoogleの銀行がどこまで力を伸ばすことができるのかで、勢力図は一変するかもしれません。
Googleは世界的に大きなシェアを誇るAndoroidと、それに付随したGoogle Payを武器に、フィンテック市場へ積極的な動きを見せています。
日本でこそGoogle PayはApple Payに比べると有名ではない印象もありますが、今後自社の銀行とセットにこういったサービスで覇権を握りたい思惑もあるはずです。
途上国ではAndoroidのシェアが非常に高く、ここで一気に攻めたい気持ちもあるでしょう。
同様の動きはGoogleのほかにはAmazonにも見られ、2020年代はどんな変化があるでしょうか、こういったところにも注目が集まります。
ユーザーにとっては利便性はよくなりそうですし、個人的にはちょっと楽しみな動きでもありますけどね。