「Anthropic」の読み方は?海外の読み方と日本の読み方の難しさ


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです。

チャプター1:アンソロピック?アンスロピック?公式が発表した「読み方問題」

こんにちは!今日は、AIに詳しい人たちの間で最近話題になっている、ある会社の「読み方」についてお話ししたいと思います。

その会社とは、**「Claude(クロード)」というめちゃくちゃ優秀なAIを開発していることで知られる「Anthropic(アンソロピック)」**というAI企業です。GoogleやAmazonほど超有名ではないかもしれませんが、AI業界では超有名な存在です。

この会社の名前、今までどう読んでいましたか? 「アンソロピック」?それとも「アンスロピック」?

海外の発音をベースにすると、「アンスロピック」と聞こえることが多いので、どちらが正しいのか、ちょっときわどいところでしたよね。

「いや、それはアンスロピックだよ!」 「何言ってるの、アンソロピックでしょ!」

なんていうやりとり、IT系に限らず、こういう「読み方問題」ってよくありますよね。

しかし、ついに公式の見解が明らかになりました!

なんと、6月25日に日本の広告代理店を通じて公開された報道発表で、**「アンソロピック」と表記されていたんです。さらに、国税庁の法人番号公表サイトでも「アンソロピックジャパン」**と書かれていたとか。

日本に法人を出す際、英語表記とカタカナの読み方の両方を届け出る必要があるそうなので、これで正式な読み方が決まった、というわけですね。

チャプター2:ジェミニ?ジェミナイ?海外の読み方、日本の読み方

この「読み方問題」は、他のAIでもよくあることなんです。

例えば、GoogleのAI**「Gemini」**。外国の人は「ジェミナイ」と発音することが多いので、「ジェミナイ」と呼んでいる人も結構いますよね。

でも、日本の法人によれば、**「ジェミニ」**と呼ぶのが正解なんだそうです。

これ、AIに限らず海外の固有名詞ではよくある話ですよね。 「これなんて読むんだろう?」 「Apple」や「Microsoft」みたいに分かりやすい名前ならいいですが、ちょっとスペルが変わると途端に分からなくなります。

海外の動画AIで**「Kling」というものがあります。 日本語的に読むと「クレン…グ?」とか「ケーレン…グ?」かな?と思ってしまいますが、どうやら海外では「クリン」**と発音するらしいです。

海外のものと日本の読み方って、本当に分からないことが多いんですよね。

サッカー選手のメッシもそうですよね。 デビュー当時は「メッシー」と語尾を伸ばしていましたが、いつの間にか「メッシ」になっていました。どっちが正しいのか、サッカーファンの間でも意見が分かれるところです。

最近でいうと、ウクライナの首都**「キエフ」もそうですね。 戦争をきっかけに、現地での発音に近い「キーウ」**という呼び方が広まりました。今「キエフ」と言うと、古い人だと思われるような、そんな空気感があります。

チャプター3:日本語の面白さと難しさ

日本語って、海外の言葉をそのまま取り入れる文化がありますよね。だからこそ、こうした「読み方問題」が起こりやすいのかもしれません。

例えば、パソコンの画面が固まったときに表示される**「Blue Screen」**。

海外の言葉を輸入する文化がなかったら、「Windowsの青い画面」になっていたかもしれませんよね。でも、私たちは当たり前のように「ブルースクリーン」と呼んでいます。

これも、もし明治時代だったら、 「ブルースクリーン」 「スクリーーン」 「ブルー」 のように、変なところで音を伸ばしたり、伸ばさなかったりしていたかもしれません。

「プロバイダー」を「プロバイダー」と伸ばすか、伸ばさないか、なんかも。

海外のものを日本の言葉として導入するからこそ、最初に登場したときに「なんて読めばいいんだろう?」と判断が分かれることがある。これは日本語の面白さであり、難しさでもありますよね。

今回の「アンソロピック」問題も、まさにその一つ。個人的にすごく興味深いなと思いました。