これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
7月11日の夜中にビットコインが11万2700ドルで史上最高値を更新しました。円建てでも最高値を更新して、他の仮想通貨も釣られて上がっている印象です。こうやって上がっているのを見ると、もっと買っておけばよかったと毎回思うわけですけども、そういう単純な話でもないのがビットコインですからね。私は気長に買い貯めるスタイルでやっております。
でも、今回の最高値更新は割と静かな感じなんです。昔はこういうニュースがあると大きく取り上げられたものですけども、最近はあんまり取り上げられなくなりました。なぜかというと、私の考えとしては、ビットコインが上がるのが意外じゃなくなってきたからだと思うんです。昔は「こんなのが上がるの?」みたいな感じで思われていたところがありましたけど、今はもう「上がるでしょう」っていう風になっているんですよね。
アメリカ経済の堅調さとビットコインの関係
実は今回の上昇は、ビットコインで特別何かがあったというよりも、アメリカの経済自体が割と堅調だからなんです。S&P500も最高値という感じですからね。こういうのってアメリカの景気に釣られるんですよ。景気が良いときは、こういうリスク資産にお金が集まっていくんです。
トランプ大統領の関税問題でドカーンと下がったこともありましたけど、その問題も少しずつ落ち着いてきています。今はビットコインに限らず株価全体が上がっている感じですね。トランプさんも来年の中間選挙を控えているので、経済へのご機嫌取りも必要でしょう。株価がドカーンと下がっている状態で中間選挙なんかしたら「お前のせいでこんなに下がってるじゃないか」って見られちゃいますからね。
今後の見通しと本質的な変化
中間選挙までは比較的堅調じゃないかなと予想しています。もちろん地政学的なリスクはありますよ。イスラエルとか中国、ロシアの問題とか。でも、ロシアの戦争が終わる可能性もあって、そうなったらリスクが一つ減るということで、ビットコインにとっても追い風になるかもしれません。
ボイシーでも話しましたけど、日本政府がビットコインに対してどう考えているかとか、そういう本質的なところを見ないといけないと思っています。アメリカなんかはもう政府でビットコインを持つっていう動きも出ていて、本当に時代が変わったなと思います。今回の最高値更新はYahoo!ニュースでもちょっと取り上げられた程度で、あんまり話題にはなっていませんけども、静かに上がっていくフェーズに来ているんだろうなと思いました。