カセットテープ生誕50周年
2016年でカセットテープはなんと50周年とのことです。それを記念して復刻版も限定で発売していたらしいです。
日立マクセルは11月25日より、カセットテープ「UD」のデザインを復刻した製品を数量限定で発売する。
情報源: ASCII.jp:日立マクセル、カセットテープ「UD」復刻版を限定販売!
授業の準備でいろいろ資料を見直してて、今年が50周年なことに気づきました。そういえば、最近はもうカセットテープは見なくなりましたね。先日、ニコ生でフールズメイトさんにお邪魔したのですが、そのとき棚にたくさんのカセットテープやCDがありました。どれも今となっては超プレミアムなお宝デモテープです。久々にカセットテープを見たなぁという感じでしたが、日々の生活でカセットテープを触る機会はもうないですね。スタジオに行ってもカセットテープに触れることはありません。カセットテープの原型であるオープンリールの機械はキングレコードのスタジオにあるのですが、摩天楼オペラの現場でそれを使ったことがありません。
音楽は作るも聞くも、買うも売るもデジタルの時代なのです。
懐かしい!カセットテープの思い出
そんなデジタルな毎日ですが、もちろんカセットテープには触れたことがあります。昔はCDをレンタルし、それをカセットテープに録音して聞いていました。後にMDが主流となりましたが、MDが出たばかりのころはメディアも高価で、安価なカセットテープは重宝してましたね。
デジタル機器は当たり前のように次の曲に飛ばしたりランダム再生したりができますが、カセットテープはもちろんそんなことできません。次の曲に行きたいときは早送りです。自分のお気に入りの曲を集めたカセットテープも作りましたが、ばらばらで録音すると、そのつなぎ目?を認識して次の曲へ自動早送りできる機能がついたときは感動でしたね。
昔はカセットテープが切れて中で絡まるなんてトラブルもあったみたいですが、個人的にはそういう思い出はありません。きっと世代的に品質もよくなったのでしょうね。
音についてはどうでしょう?アナログのあの音質がどうこう、という議論は山ほどありますが、何が良くて何が悪いという野暮な話は個人的に好きではないので(笑)
これからまた注目?カセットテープの未来は?
演歌など年配者が購買層を占めるジャンルは今でもカセットテープでの音楽販売の需要があると言われています。では、たとえば摩天楼オペラがカセットテープで音楽を販売するかと言われると、難しいところです。カセットテープでの量産は費用もかかりますからね。
アナログレコードが徐々に注目を浴びるというニュースもちらほらあります。同じようにアナログのカセットテープにも注目が集まってもおかしくありません。デジタル音楽はコピーしても音は変わりませんが、アナログ音楽はコピーすると音が変わります。カットアンドペーストでコピーするわけじゃなく、60分のアルバムをコピーするのに60分かかります。そういう音楽の付き合い方も面白いかもしれません。
週末の授業では、古代メソポタミアまで遡り、メディアの変遷についての話もします。