これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
いやー、またまた面白い技術が出てきましたね!11月13日にNTTが発表した「空間ノイズキャンセリング技術」。これ、僕も初めて聞いて、めちゃくちゃワクワクしちゃいました。
ヘッドホンとかイヤホンみたいに耳をふさがなくても、周りの騒音が打ち消されて、静かな空間を作り出せるっていう技術なんです。すごくないですか?将来的には、移動中の車内とか、オフィス、家の中でも使えるようにしたいみたいで、今すぐどうこうって話じゃないみたいだけど、夢が広がりますよね。
そもそも、なんでこんな技術が開発されてるかっていうと、WHO(世界保健機関)とかが「うるさい場所に長時間いると、聴力に悪い影響があるよ」って警鐘を鳴らしてるのが背景にあるみたい。確かに、工事現場の近くとか、大音量の音楽がかかってる場所とか、耳がキーンってなることありますもんね。
今までの騒音対策って、だいたい2つしか方法がなかったじゃないですか。一つは、うるさい音の原因そのものを遠ざけるか、なくすか。もう一つは、分厚い壁とかで音をシャットアウトするか。でも、今回はそのどっちでもない、第3の方法。「音で音を消す」っていう、まさにノイズキャンセリングの仕組みを、空間全体でやっちゃおうって話なんです。
ノイキャンの仕組みと、空間でやるってどういうこと?
ノイズキャンセリングイヤホンを使ってる人はもう知ってるかもしれないけど、これってどういう仕組みかというと、音の「波」を利用してるんですよね。音って、空気の振動、つまり「波」なんです。ノイズキャンセリングは、周りの騒音の波形と「真逆の波形」の音をぶつけることで、お互いの波を打ち消し合わせて、結果的に音が聞こえなくなるっていう仕組み。
「音で音を消す」って聞くと、逆にうるさくなりそうなイメージだけど、波だからこそできる芸当なんです。
今回のNTTの技術も、おそらくこの「逆位相」の音をぶつけて音を消すっていう原理だと思うんですけど、これをイヤホンみたいに耳元じゃなくて、数メートル四方の空間全体でやるってのがすごい。一体どれくらいの精度で、どんなレベルの音まで消せるのか、めちゃくちゃ気になります。体験してみたいなぁ。