パソコンの性能を大きく左右するCPUは、ずっとIntelが覇権を握っています。
Windowsの大躍進からパソコンを支えているIntelですが、その後Macまでもが自社CPUからIntelへ切り替えたことで、決定的なものとなりました。
AMDの大躍進
そのようなCPU業界というややマニアックな話ではありますが、AMDというメーカーがあります。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズというアメリカの半導体メーカーです。
このAMDは、Intelの互換プロセッサとしてCPUを打ち出したことで、一気に知名度があがりました。
本来、Intelでしか動かないパソコンでも、AMDのCPUで動かすことができるということです。
イメージ的には、プリンタの純正インクと、廉価版の互換インクみたいな感じです。
現在はマザーボードまでは互換にできないのでそこの買い替えも必要ではありますが、自作パソコンをやる人にとっては、Intelで手堅く行くか、AMDで格安にいくか、という選択肢があるわけです。
そんなAMDですが、2016年にRyzenというCPUを発表します。
ここのところずっとなんだかんだでAMDよりもIntel製のほうが性能も含めるといいなという感じでした。しかしこのRyzenの出現で状況は変わります。
これが高性能で格安ということで、世界中の自作PCユーザーの中で大きな話題になりました。このRyzenの成功もあり、なんと個別販売のCPU部門で、ついにAMDがシェアをIntel超えすることになりました。苦節約30年、大きな出来事です。
次はRyzenにしてもいい
実は、彩雨さんもRyzenの存在は知りながらも、IntelのCPUを使っています。
音楽関連のソフトウェアで、前にIntelじゃないと動かないものがあったんですよね。
でも、それもはるか昔の話ですし、最近はどうなのでしょうね。ちょっと検索してみると、DTM推奨PCとかでRyzenを搭載させて売り出してるものもありますし、もうそんな時代でもないんでしょうね。
とはいえ、去年だか一昨年だかにCPUも新調してしまったし、仕事用だともう数年は変えなくても大丈夫そうなんだけども。
実はCPUはIntelとAMD以外にもいろいろ存在します。ですが、自作PCで考えると選べる選択肢はそれくらいです。
近年はゲームであったり動画編集であったりと、自作PCもグラフィック重視になってきていますので、CPU性能だけでどうのこうのという話でもなくなってきましたけどね。
ここのところ二社体制ではありますが、もしかしたら他の会社の参入もありえるかも?ニッチな産業ではありますが、今後の展開も楽しみです。