これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
最近のアップデートで、Xのアカウント情報に、そのアカウントがどの国から発信しているかという「所在地」が表示されるようになりました。
これによって、「え、あの人って日本じゃなくて韓国の人だったの!?」とか「このアカウント、アメリカから投稿されてるじゃん」みたいな事例が、タイムラインで山ほど見つかるようになりました。VPN(仮想の専用線)を使っている人は、それもバレちゃうみたいですね。
ちなみにメルメリーも、なぜか所在地が「アメリカ」になってるみたいで。多分、投稿に使っている連携サービスがアメリカのものだから、そう判定されちゃってるんだろうなと思ってます。アカウント自体は普通に日本で作ったんですけどね。
この機能の何が面白いかって、やっぱり、今まで見えなかった“中の人”の背景が、少しだけ可視化されたこと。
特に、過激な政治的発言を繰り返していたり、何かと物議を醸すインフルエンサーの所在地を見てみたら、「あれ?」ってなるケースが続出してるみたいなんです。つまり、日本人になりすまして、特定の意図を持って世論を扇動しようとしていたアカウントが、あぶり出され始めたっていうこと。まあ、言わんとしていること、分かりますよね?「あそこの国の人が、日本語で、日本人として、こういう発言をしていたんだな」っていうのが、ある程度わかってしまうわけです。
イーロン・マスクの狙いは?透明化するネットで思うこと
イーロン・マスクがなぜこの機能を導入したのか。僕が思うに、彼は言論の自由をすごく大事にする一方で、なりすましによる世論操作みたいな「歪められた言論」を、ものすごく嫌うタイプなんじゃないかなと。発言の公平性を求めた結果、今回の国籍表示に踏み切ったんじゃないかと僕は思っています。
ネット上で性別や年齢、国籍を偽って発言する人なんて、昔からたくさんいました。それがネットの面白さであり、ある種の「らしさ」でもあったのかもしれません。でも、今回の機能で透明性がグッと高まったことで、その状況も少し変わってくるかもしれませんね。
この機能が導入されたことで、こっそり活動を停止してしまったアカウントもあるかもしれないし、これからもっと色々なことが見えてくるはず。これは日本だけじゃなく、アメリカ国内で過激な大統領批判をしていた人が、実は全然違う国の人だった、なんてこともあるかもしれない。
別にこの機能によって、僕自身に何か影響があるわけじゃないんですけどね。周りのアカウントの所在地を見て「へぇ~」なんて思いながら、このちょっとした騒ぎを面白く眺めています。ネット社会の新しい一面が見えてきたようで、なかなか興味深いですよね。