メルカリが「ちいかわハッピーセット」転売禁止に!転売問題の根深さ


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

こんにちは。今日は、フリマアプリ「メルカリ」に関する、少し考えさせられるニュースがありましたのでご紹介したいと思います。

メルカリが「ちいかわ」ハッピーセットの出品を禁止に

ニュースの内容は、メルカリがマクドナルドのハッピーセットの付録(おもちゃ)のうち、8月15日から販売される「ちいかわ」関連グッズの出品を全面的に禁止すると発表した、というものです。
(※事実確認の補足:実際に、過去にマクドナルドのハッピーセットで「ちいかわ」や「星のカービィ」などがコラボした際、発売直後からメルカリでの大量転売や買い占めが問題視され、メルカリ側が特定のコラボおもちゃの出品を一時的に制限・禁止する措置をとった事例があります。)

メルカリ側は「安心・安全な取引環境が確保できないため」としており、ルールを破って出品されたものには厳粛に対処するとのことです。
ちなみに、過去に販売された別のハッピーセットの付録は禁止の対象ではなく、今回の「ちいかわ」など、特に過熱しやすい特定のコラボアイテムを狙い撃ちした対応のようです。

「メルカリは転売屋を儲けさせている」と批判されることもありますが、メルカリからすれば、転売されればされるほど手数料が入って儲かるわけです。
それにもかかわらず、自社の利益を削ってでも「モラルを重視し、安心安全な環境を守る」という姿勢を示した今回の措置は、素直に評価できる素晴らしい対応だと思います。

転売問題の難しさと「買い占め」の現実

しかし、メルカリが出品を禁止したからといって、これで転売問題が根本的に解決するわけではありませんよね。

そもそも、なぜ転売屋はハッピーセットを買い占めるのでしょうか。
以前、「おもちゃだけを抜き取って、ハンバーガーやポテトの食べ物は大量にゴミ箱に捨てる」という心無い買い占め行為が問題になったこともありました。マクドナルド側もどうにか対策をしなければいけないところですが、現場の対応は非常に難しいのが現実です。

例えば「お一人様1つまで」とルールを作っても、転売屋が「家に子供が4人いて、車で待っているんです」と嘘をつけば、店員さんはそれを確認する術がありません。普通に家族分を買いに来た一般のお客さんを「あなた1人だからダメです」と断るわけにもいきませんからね。

買う側(消費者)の心理も複雑です。
「ちいかわのおもちゃが欲しいなら、普通にマクドナルドに行って食べればいいじゃないか」と私は思ってしまうのですが、「マクドナルドのハンバーガーは食べたくないけど、ちいかわのおもちゃだけは絶対に欲しい(だから転売屋から割高でも買う)」という層が一定数いるのでしょう。
買う人がいるから、売る人が出てくる。この需要と供給のイタチごっこです。

テクノロジーで転売は防げるか?

私は以前から、「NFTなどのブロックチェーン技術を使って、所有権や転売をうまくコントロール(解決)できないか」という話をずっとしてきました。

しかし、現実の物理的なおもちゃ(グッズ)の転売を防ぐのは本当に難しいです。
メルカリやヤフオクなどの便利なプラットフォームが対策を強化したとしても、「じゃあ別の場所で売ろう」となるだけです。

今の時代、Vibe CodingなどのAI技術を使って、個人が数時間で「ちいかわグッズ専用の売買・交換掲示板」のような簡単なWebサービスを作ってしまうことだって可能です。
ハッピーセットのおもちゃを売ること自体は法律違反(違法)ではないため、SNSで「買いたい人、DMください」と呼びかけるだけでも商売が成り立ってしまいます。

結局のところ、一人ひとりの「モラル」に頼るしかない部分が大きいのですが、モラルを守らせるというのは本当に根が深くて難しい問題です。

今回のようなプラットフォーム側の地道な規制と、買う側が「転売屋からは買わない」という意識を持つこと。それらを少しずつ積み重ねていくしかないのでしょうね。

今日は、メルカリの「ちいかわハッピーセット」出品禁止のニュースから、転売問題についてお話しさせていただきました。
それでは、また次回お聴きください。さようなら。