これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
こんにちは。今日は、少しスケールの大きな、地球の「人口」に関するニュースがありましたのでご紹介したいと思います。
地球の「適正人口」はたったの25億人?
「地球の適正人口は25億人であり、現在の地球はキャパオーバーしている」という、非常に興味深い、そして少し衝撃的なニュース記事がありました。
現在の地球の人口は約83億人と言われていますので、適正とされる人数の3倍以上の負荷が地球にかかっている計算になります。
「え、25億人って少なすぎない?」と、正直私も最初は思いました。
確かに人口は増え続けていますし、一部の地域では凄まじい人口密度になっていますが、地球上にはまだ誰も住んでいない土地が山ほどあります。科学技術が発達すれば、そういった場所も開拓して住めるようになるのだから、そんなに少なくなくてもいいのでは?と安直に考えてしまいますよね。
しかし、この「25億人」という数字には、ある前提条件(計算のルール)があります。
それは、「全人類が経済的に安定し、快適な生活水準を維持しながら、地球環境を持続可能に保つこと」を前提とした場合の適正人数なのだそうです。
化石燃料と科学技術が支える「無理をしている地球」
では、なぜ適正人口が25億人なのに、今は83億人もの人が生きていられるのでしょうか。
記事によると、人類が石油などの「化石燃料」をガンガン発掘し、そこから得られる膨大なエネルギーと科学技術の力(化学肥料による食糧増産など)を使って、本来の地球のキャパシティ以上の人口を「無理やり養っている状態」だからだそうです。
ちなみに、世界の人口が25億人程度だったのは、今から約70年ほど前、20世紀の半ば(1950年代頃)のことです。
人類の長い歴史の中で、ここ100年足らずの間に、化石燃料の恩恵を受けて一気に人口が3倍以上に爆発したわけです。そう考えると、確かにものすごいスピードですよね。
このまま人口が増え続ければ、やがては食糧不足、水資源の枯渇、そして気候変動による環境破壊が進み、地球そのものが立ち行かなくなってしまうのではないか、という懸念が広がっています。
近年、将来の食糧危機を見据えて「昆虫食」などの代替タンパク質の研究が進んでいるのも、まさにこの問題に直結しています。
人口はどこでピークを迎え、どう減っていくのか?
では、この先地球の人口はどうなっていくのでしょうか。
永遠に増え続けることは物理的に不可能です。
様々な研究機関の未来予測(諸説あります)によると、今世紀の後半(2080年代〜2100年頃)に世界の人口は100億人〜120億人程度でピークを迎え、そこから緩やかに減少に転じると言われています。私も以前から「2100年頃にピークを迎えるだろう」というお話をしてきました。
かといって、「適正人口が25億人だから、今すぐ人口を減らすべきだ!」と強制的に減らすようなことは、倫理的にも絶対に許されません。「5人に1人しか生きられません」なんて、SF映画の悪役のようなディストピアになってしまいます。
実は、人口を無理に減らそうとしなくても、人類は自然と減少・安定の方向へ向かっていくと私は思っています。
現在、日本をはじめとする多くの先進国では、急速な少子化が進んでいますよね。
社会が経済的に豊かになり、女性の社会進出や教育水準が上がると、自然と出生率は低下していく傾向にあります。少子化の原因は個人の問題というより「社会システム」の構造によるものが大きいです。
世界全体が豊かになり、社会システムが成熟していけば、世界の人口も自然とピークアウトし、減少に向かっていくはずです。日本の場合も、社会システムをうまく設計・バランス調整すれば、いずれ1億人弱くらいの規模で安定できるのではないかと思っています。
22世紀以降の「安定」に向けて
これからの時代は、「無理に増やす・減らす」ことよりも、いかに「持続可能な社会システム」を構築して軟着陸させるかが重要になってきます。
2100年頃に人口がピークを迎えた後、22世紀、23世紀と長い時間をかけて、人口は自然と減少していくでしょう。そして24世紀や25世紀頃には、地球環境とバランスの取れた「程よい人数」に落ち着くのではないかと、かなり先の未来を想像しています。それが25億人なのか、それとも科学技術の進歩でもう少し多い人数でも大丈夫になるのかはわかりません。
その頃には科学技術もさらに発達し、今は人が住めないような海底や砂漠でも、快適に暮らせるようになっているかもしれません。(宇宙への移住はもう少しハードルが高いかもしれませんが…)
そんな希望も抱きつつ、今日は「地球の適正人口は25億人」という、人類の未来について考えさせられるスケールの大きなニュースをシェアさせていただきました。
それでは、また次回お聴きください。さようなら。