10月で多くの番組編成も変わります。
その中で、TBSがニュースキャスターにVTuberを起用したことが話題になっています。
TBS、「いらすとや」キャスター起用 ニュース伝えるVTuber(ITmedia NEWS) – Yahoo!ニュース
フリー素材「いらすとや」のデザインでニュースを読む、ちょっと不思議な感覚です。
今年はYouTubeを中心にバーチャルユーチューバーが大ブーム。来年はYouTubeの枠を超え、もっと多くの場所で活躍するようになるかもしれません。
ニュースはAIが調べ、AIが報道する
前に、人間が書いたニュース記事とAIが書いたニュース記事についてのブログを書きました。
AIはAIならではのメリットとデメリットがあります。メリットはなによりも、早いこと。デメリットはいわゆる人間らしい躍動感のある表現が盛り込まれにくいということもありますが、ニュース速報ですとそういった表現も必要ないので、要は使いどころですよね。
そのうち、こういったVTuberのキャスター、さらにはオートで生成されるニュース原稿、そしてさらには音声も自動で合成することができます。ニュース速報は、何かがあったらAIが勝手に速報で番組を遮ってニュースを読む、なんてことは意外とすぐにできるようになりそうです。
報道のオート化
SNSに山ほど社会のトレンドが溢れています。そういったいわゆるバズっているSNSをオートでまとめ、オートで記事にするということは現実的には可能ですし、実際にそういったサイトもあります。
似たようなところですが、普段Yahooのリアルタイム検索アプリを使ってます。これはTwitterの検索がメインなのですが、同時にTwitterで話題になっていることを表示できることができます。そのため、例えばニュースでノーベル賞受賞とか、大きなニュースがでたときは、Twitterでそれが話題になります。急上昇したキーワードは要するにニュースですので、それがニュース速報という形で通知されます。
これの面白いところは、同じように例えば山手線で登録しておくと、山手線の書き込みが急増すると電車が止まったなどの可能性がありますよね。自分がよくつかう路線を登録しておくことで、その電車に何かあればそれも表示されるようになります。つまり文字通りリアルタイムで電車の遅延情報を得られます。
Twitterの面白い使い方だなと思って使ってますけど、こういうのもある意味報道のオート化に近いところもあるかなと思います。
もちろん、フェイクニュースを見抜けるのかとかそういう問題もありますし、報道のモラルもあります。なんでもかんでもAI任せにはならないとは思いますけど、今後の報道についてもこういったテクノロジーがどう活かされるのか興味ありますね。