余震にはまだまだ注意!危ないのは大阪だけじゃない?


先日、大阪で発生した地震で多くの方が被災され、亡くなった方もいらっしゃいます。一日も早くもとの平穏な生活に戻れますようお祈りもうしあげます。

年末年始のブログで触れましたが、今年はもとより地震、災害が多いといわれていた年です。

ハワイの噴火も含めて、日本だけではなく環太平洋地域でこれまで以上に災害の可能性が高まっている中での地震でした。まだこれで終わりではない可能性も高く、日本全国で気を付けなければなりません。

災害時でこそ通信インフラの確保を

災害時ではもちろん水や食料も大事ですが、通信インフラの確保も都市機能を保つためには必要になります。

東日本大震災は、スマートフォンを持つ人が増えてからの初めての災害でした。もちろん携帯電話は使えませんでしたが、思いのほかWiFiが使えるのが印象的でした。当時はソフトバンクWiFiをはじめ、多くのWiFiスポットを無料で開放し、多くの人の通信トラフィックを携帯の電波から切り分けることにより、携帯電話自体も使いやすくするようにするということも可能になりました。

これは、全員が携帯電話を使っていたらできなかったことですので、スマホが登場したからこその効果の一つでもありました。

東日本大震災の教訓を活かし生まれたのが「00000JAPAN」というWiFiスポットです。熊本地震で初めて使われました。『大規模災害発生時における公共無線LANの無料開放に関するガイドライン』という新しい仕組みです。

この大阪での地震でも各WiFiスポットが「00000JAPAN」に変わり、無料で開放しています。これにより、多くの人が外出先にいてもちゃんと情報を受けることができ、さらに携帯電話の電波にも大事な電話がつながりやすくなるよう隙間をつくることができます。

気になるスロースリップ

千葉県でスロースリップが確認されたというニュースがだいぶ前にありました。スロースリップ自体が大地震になるわけではなく、中規模の地震が頻繁に起こりやすくなるといわれ、念のため大地震に注意、という内容の報道でした。その後も確かに千葉はけっこう揺れていました。

その後、群馬で大きな地震があり、数日後の大阪へとつながります。群馬、大阪の地震が千葉でのスロースリップと関係しているかはわかりません。たぶん地質学上は関係ないのかもしれないです。ですが、東日本大震災のときも1月下旬より千葉でスロースリップが確認されたという話があります。その後の3月の震災ですので、まだまだ注意が必要ですね。

この大阪の地震は、30年以内の地震発生率が0.1%未満の地域で起きたものです。熊本の地震も、熊本は地震があまりない地域という認識もありました。逆にいつ地震がきてもおかしくない南海トラフ、東海地震は、もう何十年も起きる起きるといわれても起きません。これがまた怖いところで、どれだけのエネルギーを蓄えているのか…

プレートが違うから安心とかそんなことはなく、地面は全部つながっているわけで、余震に注意しなければならないのは大阪だけではないのです。みなさんも地震に注意を!