テクノロジー進化が招く大学入試の新たな危機


これはXスペースの文字起こしをブログ化したものです。

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スマートグラスを使った不正行為の詳細

2023年2月に実施された早稲田大学の一般入試で、試験問題がスマートグラスで撮影され、試験時間中にSMSで流出していたことが明らかになりました。受験生が数千円で雇った人物が問題の解答を送っていたようです。不正に気づいた1人が早稲田大学に情報提供したことで発覚しました。
このような不正行為は昔からあり、テクノロジーの進歩とともに手口が巧妙化しているだけだと言えます。

不正行為を防ぐ対策の難しさ

不正行為を防ぐ対策として、携帯電話の電波をシャットダウンする方法が考えられます。しかし、インターネットに接続しなくても動作するAIが登場しつつあるため、この方法でも完全な防止は難しいでしょう。
極端な話、受験生を素っ裸にするか、全て面接にするかの二択になるかもしれません。しかし、現実的ではありません。

大学入試のあり方自体を見直す必要性

根本的な解決策として、大学入試のあり方自体を見直すことが必要かもしれません。入学はほぼ誰でも許可し、1年生から2年生に進級する際に厳しく選抜するようにするのはどうでしょうか。
リモート授業の普及により、物理的な制約は以前より少なくなりました。入学時ではなく、進級時に選抜することで、学力のない学生は留年を重ねることになります。大学としては授業料を確保でき、学生は卒業するために真剣に学ぶようになるかもしれません。
もちろん、これは極論であり、現実的ではないかもしれません。しかし、テクノロジーの進歩に合わせて、大学のあり方自体を考え直すきっかけにはなるでしょう。不正行為を防ぐために規制を強化するだけでなく、抜本的な改革が必要な時期に来ているのかもしれません。