これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
こんにちは。今日は僕が長年応援している横浜F・マリノスの試合を国立競技場で観戦してきた帰り道、夜遅くにこの音声を収録しています。
試合自体はマリノスが先制したものの、最後は鹿島アントラーズに逆転負けを喫してしまい、ファンとしては非常に悔しい結果でした。しかし、僕が今回一番感銘を受けたのは試合内容そのものよりも、国立競技場に集まった「約64,000人」という圧倒的な観客動員数と、そこから感じるJリーグの確かな未来についてです。
ガラガラだった日産スタジアムの記憶
テレビでの地上波放送もなく、海外のような世界的なスーパースター選手が毎回いるわけでもないJリーグの開幕戦に、平日の夜にもかかわらずこれほどの人が集まったことには大きな意味があると思います。
長年マリノスを追いかけてきた僕にとって、2000年代や2010年代の「日産スタジアムがガラガラだった時代」の記憶は今でも鮮明です。7万人以上入るスタジアムに1万人台しか入らず、自分が座っている周囲に誰もいないような日もありました。「Jリーグはもうオワコンだ」なんて言う人も実際にいました。
脈々と受け継がれる「世代間連鎖」の文化
しかし、今日の国立競技場の客席を見渡してハッとしました。僕の前を歩いていたのはマリノスのユニフォームを着たお父さんと小学生くらいの娘さんの親子連れ。右を見ても左を見ても、スタジアムには親子連れの姿が溢れていました。
Jリーグが開幕してから30年以上が経過しました。1993年の開幕当時に20代、30代で熱狂していた「オリジナル世代」のファンは、今や50代、60代になり、今でも現役のサポーターとしてスタジアムに足を運んでいます。
そして重要なのは、その世代の子供たち(現在の20代〜30代)が「親が応援していたから」という理由で自然と地元のクラブを応援するようになり、さらにその子供たち(孫世代)を連れてスタジアムに来るという「世代間の連鎖」が確実に起き始めているということです。
海外のサッカークラブ(レアル・マドリードやACミランなど)や、日本のプロ野球(巨人や阪神など)では、親から子へ、子から孫へと応援するチームが受け継がれるのは当たり前の文化です。Jリーグは歴史が浅かったためにこれまでその基盤がありませんでしたが、30年以上の時間をかけて、ようやくその「文化の土台」が完成したのだと確信しました。
Jリーグビジネスは「乗った」
一時的なブームや、有名な選手が来たから見に行くといった一過性の盛り上がりではなく、「なんとなく親が好きだったから」「地元のクラブだから」という理由で何万人もの人がスタジアムに集まる。この基盤ができたということは、Jリーグというスポーツビジネスが完全に軌道に「乗った」ことを意味していると僕は思います。
もちろん、これからも浮き沈みはあるかもしれませんが、一度この文化の基盤が根付けばそう簡単には崩れません。試合には負けてしまいましたが、日本のサッカー文化が確実に成熟していることを肌で感じることができ、一人のファンとしてとても嬉しく、誇らしい一日になりました。