郵便配達を土曜の配送を取りやめることを検討しているようです。
人手不足深刻…土曜の郵便配達取りやめ検討(日本テレビ系(NNN)) – Yahoo!ニュース
現在は日曜以外の6日間で配送を行っていますが、それを土日休みにするということです。理由は人手不足によるものです。
郵便を使わない
郵便の理由は年々減っています。
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紙面【総合】総務省が有識者会議 郵便配達 平日だけに。人手不足や需要縮小。将来的な郵便法の改正を目指す。ほか 詳しくは本日(9月12日付)東京新聞朝刊にて
自分自身も、めったなことがない限り郵便物を送ることはありません。例えばどこかの企業などになにかの申し込みをするようなときは使いますけどね。友人に、親戚に、郵送で何かのやり取りをする機会なんて、結婚式の招待状くらいじゃないですかね。みなさんはどうでしょう。
企業への郵送物は土日はどうせ動いてないですし、企業からくる郵送物もそんな緊急性の高いものでもないわけで、個人的には郵送が土日休みになっても大きな生活への影響はないかもしれません。
郵便局といえども民間企業ですし、市場論理でいえば当然のことかもしれません。
そういう問題でもない?
今回のニュースは民営化した郵便局の仕事内容について国が検討している、という不思議なニュースです。なぜこうなっているかというと、郵便局は民営化していますが、郵便局の仕事に関しては郵便法という法律にいろいろ書いてあり定められているからです。土曜日の配送についても法律に書いてあるもので、人手不足だからと勝手に土曜日の配送をしないというわけにもいかないのです。
郵便とは、とても重要なインフラです。例えば、人手不足だから土日は東京電力は発電やめますね、とかやったら大変ですよね。なので、いくら民営化しようとも、じゃあ勝手によろしく、と国がやるわけにもいかないのです。
今回は土曜日の配送を取りやめるということですが、人手不足だからという理由で山間部の配送を減らすとか、万が一そういう話へとつながっていくとまた大変なことになってしまいます。こういったあたりが民営化の歪みなのかなとも思います。
だからといって人手不足なら給料上げて人増やせばいいだろ、と簡単にいくわけでもなく、このあたり難しい選択が迫られそうです。ネットが普及したとはいえ、この世の中から郵送物がなくなるわけではないですからね。
配送を取りやめるというのはそれはそれで苦肉の策として、なにか民間企業を巻き込んで新しい視点での解決案がでてくるとよかったなぁとは思いました。