QUESTIONより:胎教にいい摩天楼オペラの楽曲


QUESTIONより

現在妊娠5ヶ月に入り、胎児は音が聞こえる時期になっているそうです。 そこで、彩雨さんに質問です。 いわゆる胎教に良い音楽=クラシック、というイメージがありますが、どの音楽家の曲がオススメでしょうか? また、摩天楼オペラならこの曲が良さそうというものがありましたら教えてください。 (出産する病院では、分娩室で好きな音楽をかけられるようなので出産BGMになりそうな曲もあったらぜひ…!)


トークイベント時での回答希望でしたが、ちょっと記事でまとめたいなと思いこちらに回させていただきました。

胎教にいい音楽

そもそも胎教とは、WikiPediaによりますと「一般に妊婦が精神の安定に努めて、胎児によい影響を与えようとすることである。 胎内教育ともいう」とあります。

胎教にいい音楽、というのはありますよね。一般的にはクラシックだったりディズニーの曲、ジブリの曲といわれています。

クラシックといってもいろいろあるので一括りにするのはどうかなとは思いますが、ディズニーやジブリのように、ゆったりと心地いい音楽がそうなのでしょう。

妊婦と胎児は体がつながっているわけですから、つまるところ妊婦さんが心地いいと思う曲を聴かなければ意味がありませんね。妊婦さんの心の安定が胎児の心の安定につながるのではないかと思っています。

音楽を聴くのは耳ですが、本当の意味で聴いているのは耳ではなく脳になります。そして脳は常に脳波を出していますが、心地いいと感じるとき、リラックスしているときはα波が出ています。胎教にいい、というのはまさにこの状態であるのかなと思います。

よくα波の音楽みたいな言い方をしますが、その音楽がα波を出しているわけではなく、その成分があるわけでもありません。あくまで脳がそれを聞いて心地いいと判断してα波がでるわけで、その順番を間違えてはいけません。

このあたりの話は京都での授業でも話す内容です。

胎児は音楽を聴けるのか

胎児は耳は聞こえるのでしょうか。結論からいうと、胎児の耳は機能しています。しかし、水の中にいますので、聞こえ方はちょっと違います。

このいわゆる胎教に科学的な根拠があるのか、これは難しいところです。一般的には夜泣きしない子になるとか、情緒が安定した子、家族思いの子になるといわれています。

どうなんでしょうね。いろんな話がありますがちょっとわかりません。ただ胎児のころから子供をしっかり気にかけている家庭はきっと生まれた後もきちんと子供と向き合い育てていくと思うので、結果的にそういう子に育つのかなという感じもしますね。

胎教にいい摩天楼オペラの楽曲

さて質問にもあった摩天楼オペラで胎教にいい音楽ですが、先ほどのα波は心地いいというときにでる音楽なので、質問者さんにとっては心地いいと思う音楽を聴くのが一番です。

しかし胎児の場合は環境が違います。決定的に違うのは、水の中なのです。水の中では、ゴモゴモしている状態で、さらに音の伝わるスピードが速くなる性質があります。

これはツーバスドコドコの曲は、胎児にとってはさらにハイスピードになり、音もゴモゴモしているため、ツーバスなのかただの低音なのかさっぱり伝わらない状態になるのです。ここがツーバスドラマーの泣き所ですが、そう考えると摩天楼オペラかどうか関係なく、メロスピはあまり胎教によくないかもしれません。

そのため、ある程度ゆったりと、そしてはっきりとしたリズムのものが胎児には聞こえやすいかなと思います。そうなってくると…

Merry Drinker

Sleeping Beauty

あたりがいいのかなーとか思います。あとはバラードとかね。まぁちょっと適当なコトいってますので、そんな気にしないでください。

出産BGMはどうなの?

質問にもあった出産BGMはどうでしょうか?

BGMにはいくつか機能的な役割があります。その中の一つに行動誘導効果というのがあります。こちらのブログでもちょっと触れてますが、BGMがその人の行動に変化を与えるということで、スーパーのBGMなどでもこの効果が使われています。

イライライラ…お前ら、これでも聴いて落ち着け!!

あまり速い曲をかけると質問者さんも周りの方も無意識で焦ってしまうこともあるかもしれません。個人的には、やはりこちらも同じようにゆったりした曲がいいなと思っています。とはいえリラックスすることが一番だと思うので、好きな楽曲を選んでもらうのがいいのだと思いますけどね。

分娩室で摩天楼オペラの楽曲を流してもらえるというのは、とても光栄なことです。その子にとっては、人生で最初に聴いた楽曲になるわけですからね。

 

子供大きくなったらぜひライブにも連れてきてね。