今朝のブログでシンデレラ症候群の話をしましたが、実はシンデレラ症候群の他にも童話が由来となっているネーミングの症候群はあります。
いくつか紹介しましょう。
シンデレラ症候群
まずはシンデレラ症候群のおさらいです。
平たく言えば、いつまでもいつか素敵な王子様が迎えに来てくれる、と思い続けるようなことをいいます。
まわりにちやほやされていないと気が済まない人、あの男はあーだこーだと男性に対して値踏みするような発言をする人はこういったシンデレラ症候群の初期症状ともいわれています。
ラプンチェル症候群
ラプンチェルはみなさんご存知でしょうか。シンデレラほど有名ではないかもしれないですが、ディズニーでも一躍有名になりましたね。
ものすごく長い髪を持ったお姫様の話です。
「食毛症」という病気で、自分の髪の毛が食用のものではないと理屈ではわかっていながらも、髪の毛を食べてしまうことをいいます。お腹の中からごっそり消化できなかった毛玉がでてくるとか。毛玉も固まって石のようになり、体調不良を起こすだけではなく、場合によっては死に至ります。
ストレスだけではなく、鉄分不足などからも引き起こすことがわかっています。これは病気ですので、もし周りに髪の毛を食べる人がいたら注意してください。食毛は確実なSOS信号なのです。気づいてあげましょう。
ピーターパン症候群
ピーターパンはみなさんご存知でしょう。ネバーランドに住む、いつまでも大人にならない存在です。
そのままなのですが、ピーターパン症候群というのは体は大人ですがいつまでも心のような精神状態を持つことをいいます。少年のような純粋な心を…というと聞こえはいいですが、度を過ぎるのはよくありませんね。
特徴として、すぐに怒ったり、すぐに諦めてしまったりします。子供のまんまです。
自分には甘く人には厳しく、もちろん恋愛も長続きしません。仕事などで「自分のせいじゃない」とすぐに口に出したりしていませんか?自分はいつも正しいと思いながら、いつも劣等感を抱えている、そんなところですかね。
ピーターパン症候群は、まず自分がどうなのかしっかり自覚するところが解決の糸口といわれています。
白雪姫症候群
白雪姫は継母が娘を殺そうとするような話として認識している人は多いでしょうが、原作初版本は実母が娘を殺そうとする話でした。
白雪姫症候群というのは、子どもの時に虐待された母親が、今度は自分の娘に対して虐待をしてしまうことをいいます。可愛がりたい気持ちはありながらも、どうやって可愛がったらいいのかわかりません。娘を傷つけてしまいます。悲しい負の連鎖です。
その他にもいろいろ
有名なものですと、不思議の国のアリス症候群というのがあります。体の一部や周辺の物の大きさをきちんと認識することができなくなるもので、まだちゃんとした原因は明らかになっていないといわれています。
青い鳥症候群というのもあります。自分の職場などに不満を持ち続け、もっといい環境があるのではないかと、転職などを繰り返すようなことをいいます。
あとはおとぎ話ではないですが、サザエさん症候群もありますね。日曜夜に放送されることから、月曜日に仕事や学校にいきたくないなぁ、と思うようなことをいいます。
内容によってはライトなものから深刻なものまでいろいろありますね。