Apple Cardはクレジットカードの再設計ができるか


昨日にAPPLEの発表がありまして、おおむねリーク情報通りの事柄が発表されました。

その中にApple Cardというクレジットカードの発表もありました。

クレジットカードの再設計

クレジットカードは長い歴史がありますが、そのデザインや形状はここ数十年あまり変わることはありません。

磁気による情報、そしてエンボス加工(でこぼこ)によってクレジットカード番号や有効期限、名前が記載されています。

もちろんICチップの導入などちょっとした変更はありますけどね。

Apple Cardについてはゴールドマンサックスと提携して開発を行っているという情報はありましたが、今回はクレジットカードの形を変える大きな変化があるように思えました。

まず、Apple Cardは名前しか書いてありません。カード番号や有効期限が書いてないのです。

まぁたしかにカード番号などはそれだけで不正利用ができてしまうような情報ですから、不要と言えば不要なのかもしれません。

とはいえ、カード番号を排除してしまうというのはなかなか思い切ったことです。

普段生活していてカード番号を入力するのってネットショッピングだけだと思うんですが、ネットショッピングがApple Payに対応しているのであれば、そもそもカード番号という概念は不要です。

昔は、オンライン決済できない場合はカード番号などで電話だったり後から決済する方法を取るためにカードに番号の情報が必要でした。

エンボス加工なのも、がちゃんと機械を使って、でこぼこで書いてあるカード番号の控えを紙に一瞬で取れるようにするためと言われています。昔ならともかく、今は不要の機能かもしれません。

iPhone、そしてApple Payと連動させて使うのがメインの用途となっています。Apple Payなら2%の還元率となるというのも、クレジットカードとしてはかなりの高還元率ですね。

まだ細かい情報が明らかになっていませんが、支払いに関してもこれまでのクレジットカードとは違う仕組みにもなるのでしょうか。情報によっては審査不要みたいなこと書いてあるところもありましたが、デビットカード的な形にも成りうるのかな。

日本ではまだ未定のようですが、気になるカードではあります。物理カードがチタン製というだけでほしくなりますけど。

高還元率ブームに期待

今年は同じくLINEが発行するクレジットカードも高還元率という噂がありまして、クレジットカード業界はQRコード決済の高還元率セールにつられてか、ちょっと動きがありそうな予感をしています。

自分は1%のカードなので、場合によってはメインで使うクレジットカードを変えてみようかななんて思ってるところです。当時は1%の還元率というのはかなりすごかったんですが、最近は増えてきましたね。