映像ビジネスの未来


僕が所属しているバンド、摩天楼オペラのライブDVDが明日31日に発売となります。早いもので、なんと通算6枚目のライブDVDとなります。

ライブDVDなんていい方をしていますが、通常版はバンド史上初めてのライブBDとなります。2016年にして初めてブルーレイというのも遅い気もしますが、いろいろと大人の事情もあるのです(笑)

進化がめまぐるしい映像業界

授業ではメディア(記録媒体)の歴史についても話すのですが、僕が音楽業界に入ってこの十数年、映像に関してはVHS、DVD、BDとメディアがどんどん進化していきました。
音楽はいろいろ寄り道をしながらも、いつまでたってもCDがベースなので、それと比べると不思議なものですね。

2008年に一番最初にPVを作ったのですが、このPVは4:3で作ってました。
現在は16:9が主流ですので、映像に関しては進化がめざましいものです。
(公式で映像をアップしてないので、探してみてね)

なかなか普及しないブルーレイ?

映像は進化のスピードが早いので、各家庭の普及という意味ではどうなのでしょう。現在、ブルーレイの普及率は6割ほどとも言われています。手元に正確なデータはないのですが、DVDの普及率と比べると確かに実感としては低いようにも思えますね。
例えば、DVDに関してはSONYが発売したプレイステーション2の爆発的ヒットがDVD普及への足がかりになったとも言われています。
そういう意味ではPS3、PS4はブルーレイ対応なのですが、PS2ほど売れたかというとそうではありません。
ゲーム業界自体も、ライトユーザーからマニアまで豊富のソフトラインナップを誇ったスーパーファミコン、プレイステーションから比べると、ここ数年はライトユーザーとゲームマニアはハード機自体にも垣根を作ってしまったようにも思えますね。

DVDが普及した時は、パソコンもDVDドライブが主流となりました。しかし近年はソフトウェアはインターネットでダウンロードする方式だったりと、ソフトを売ることが必ずしもCDやDVDといった記録メディアを必要としないケースも増えてきましたね。
そもそもMacはCDドライブ自体がもうついていませんし、近年のコンピュータの小型化、薄型化の流れだとドライブ自体の必要性もなくなってきているともいえます。
ブルーレイ普及のブレーキはそういったところにもあるのかもしれません。

これからの映像ビジネスはどうなるのか

最近は映画も配信でレンタルする時代になりました。iTunesや、アマゾン、YouTubeは映画の有料配信にも積極的で、Huluのように映像を見放題にできるサービスも増えてきましたね。高画質のものでも自宅で楽しめるようになりました。
そう考えると、例えば月額でいろんなアーティストのライブビデオを見ることができるサービスなどあっても面白いとは思いますが。スポーツはすでにそういうサービスありますしね。

音楽業界もそうですが、それ以上にアニメ業界、映画業界にとってはDVD販売は重要な収入源の一つです。これからどのような形で各業界はメディアと向き合っていくのでしょうか。

というわけで…
摩天楼オペラ/地球 -The Elements- TOUR FINAL LIVE FILM in EX THEATER ROPPONGI
8/31発売です!