新元号知ってるのに号外をメルカリで買う意味は?時代とともに変化する号外の役割


先日の新元号の発表で、全国で号外が配布されました。

号外はそれこそ瓦版のようなものを含めると、江戸時代より存在する文化です。

PDFで号外も

号外はニュースをいち早く印刷し新聞より早く伝えるためのものです。

今回のような新元号の発表だけではなく、オリンピックで金メダルとか、どこかで大きな地震があったとか、年に何度か号外は配布されます。

しかし昨今は新聞で情報を知るよりも、テレビやインターネットで情報を知る人の方が多いかもしれません。今回の新元号も、多くの人はテレビ、もしくはインターネットで情報を得たと思います。

今回は各地で号外の配布があったものの、おそらく号外に殺到した人のほとんどはその段階ですでになんらかの形で新元号を知っていたと思われます。

なお、今回の号外は新聞各社はPDFで配信もしています。

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新元号「令和」決定の号外はあっという間になくなってしまい、手にできなかったという方が多くいらっしゃると思いますが… こちらのPDF版号外はいつでもご覧いただけます! ぜひご覧ください。 https://t.co/5pITO4NwZa #令和 #号外 #新元号 #新元号発表 #号外まだあります

これもまた時代なのでしょうか…

変化する号外の役割

もうすでにニュースとしての号外という意味はないように思えます。

今回の令和の号外についてはオークションサイトですでに転売されているなど、コレクター要素が強くなっています。

また、号外をもらった人の多くは、号外狙いで初めからそこで待機していた人も多かったと言われています。

昔ならともかく、現代においては号外の本来の使命は果たしきれてないように思えます。新聞社側はおそらく広告目的、受け取る側は記念としてって感じですよね。

まぁ配りたい人と欲しい人が両方いるので成り立ってるわけで、これもこれで文化の名残りとしてはいいのかな。

昭和になるときの号外を持っている人はあまりいないかもしれないですが、平成になるときの号外や新聞を持ってる人ってけっこういると思います。

今回の令和に関してもそうですが、時代の節目というものを、こういったアナログで残していくってのもいいなと思います。

受け取った人は、ぜひ大事に保管しておいてくださいね。