彩雨さんの平成の○○離れ


なんとか離れ、という言葉はここ10年くらいよく聞く言葉ですね。

なにかこう、時代を揶揄するかのようにも聞こえる言葉であまり好きではないのですが。

そんななんとか離れですが、「平成の○○離れ」ランキングという面白い記事がありました。

自分にとっての「平成の〇〇離れ」たばこが男女問わずトップに – ライブドアニュース

細かいランキングはニュース記事を参照してもらいたいのですが、1位はタバコ、2位は新聞、3位はギャンブルとなっています。

嗜好品が変わる

平成、といっても30年もあるわけです。

平成元年のときに子供だった人たちも、もう大人になり仕事をして、結婚して子供がいる世代になります。

平成元年のときに大人だった人たちも、今では仕事をリタイアしている人もいます。

このランキング自体がかなり幅を含むものですので、そこまで大ごとかのような統計ではないと考えています。

と前置きをしながらも、興味深くランキングを見させていただきました。

1位は圧倒的にタバコです。これはたしかにそうで、タバコを取り巻く環境はこの30年で大きく変わりました。

2位は新聞です。新聞社という存在がなくなったわけではありませんが、電車の中で新聞を読む人はこの30年でかなり減少したように感じます。じゃあニュースを読まないのかというと、そういうわけではありません。媒体が変わったのです。

みなさんのご家庭は新聞を取っていますか?そのうち新聞配達という概念自体もなくなるかもしれません。昔のように多くの家庭が新聞を取っていた時代ではないので、配達自体のコストもかかってきますからね。

3位はギャンブル、以降はゴルフ、恋愛となります。

ランキングを見ると、嗜好品のものが多いです。タバコもそうですが、ギャンブル、ゴルフ、ゲーム、テレビなどがそうですね。

じゃあ今の人たちが多くのことに無関心なのかというとそういうわけでもなく、時代によって嗜好品が変わるという考え方もできますし、世代により嗜好品が変わるという考え方もできます。

嗜好品はその時代による流行もあります。以前ほど画一的な社会でもなくなり、関心事は人それぞれ、多様化しています。その結果、こういった全体でのランキングに反映されにくい部分もあります。

世代による嗜好品の変化もそうで、若いときでギャンブルやゲームをして遊んでいた人たちも、大人になり子供が生まれてギャンブルやゲーム、タバコを卒業した人だっているでしょう。これを時代感と読み解いていいのか、という部分はあります。とはいえ、その一方で30年前は親はタバコを吸いながら子供を抱っこしていた時代でしたので、まぁ一概には言い切れません。

彩雨さんの平成の○○離れ

では自分の場合はこれになにが当てはまるのだろうと考えると、なかなか難しいですね。

以前はテレビっ子で多くのドラマを見ていましたが、最近はそこまでテレビを見ない生活になってしまったので、ドラマ離れはあるかも。テレビは見ないといっても、ネットのサービスで番組を見るので、まぁなんとも。

興味がなくなるものというのもあったと思うんですが、興味がなくなるんじゃなくて、興味の幅が広がっていると考えたほうがいいのかなとも思うんです。

その結果、生活の中での割合は下がっているかもしれないけど、離れたわけではないのです。

ちなみにこのランキングで15位に音楽があったのはちょっと残念ですが、まぁそれでも2.4%の回答だから僅かな差異のレベルですね。これも興味の幅の話で、動画サービスやゲーム、アニメなどの多様化で、エンターテイメントの幅が広がったということなのかなと、個人的には前向きに受け止めています。

みなさんの平成の○○離れはなんでしょうね。