今年は第三次タピオカブームなんて言われています。
インスタといったSNS投稿も相まってか、今はどこに行ってもタピオカ屋さんに大行列ができています。
町中では女子が集まっているところはだいたいタピオカドリンクのお店です。
これから夏にかけ、ブームはまだしばらく続きそうですね。
タピオカブームと景気
第一次タピオカブームは1992年ごろ。バブル景気が終わり、バブル崩壊ともに経済が一気に下降しているタイミングです。第二次タピオカブームは2008年ごろ、みなさんもご存知のリーマンショックの年です。
そして2019年の第三次タピオカブーム、今のところはバブル崩壊やリーマンショックのような金融ショックは起きていませんが、二度あることは三度あるということで、この第三次タピオカブームがなにか金融ショックの前兆ではないか、と噂がささやかれています。
もちろん、過去の2回がタピオカと関係していたのかといえば、そういうことではありません。経済が悪化するとタピオカブームがでるというわけでもないです。
まぁ偶然です。そんなことはわかってはいながらも、面白い話があります。
あながち関係ないとは言えない
このタピオカブームをアノマリーと関連付けて紹介している記事がありました。
タピオカブームは本当に「株価暴落の前兆」なのか(MONEY PLUS) – Yahoo!ニュース
アノマリーとは科学的な根拠がないながらも、こういう出来事があればこうなる、という経験則に基づいた事象のことをいいます。
例えば遊びに行こうとすると雨がふるとか、そんなこともそうです。
金融界では、こういったアノマリーもまた、一種の定石として語られることが多く、投資家たちもまたそれらを頭に入れながらの行動となり、科学的な根拠がないながらも自然とそれに引っ張られるということがあるのです。
大和証券のホームページには、アノマリーの例としてこう解説がありました。
代表例をあげると、「4月高、こいのぼり天井」という相場格言があり、新年度になると新規資金が流入し、5月の初旬ごろまでは相場が上昇しやすいといった理論的根拠のあるものもあります。しかし、「2日新甫(しんぽ)は荒れる」という相場格言は、2日から取引が始まる月は相場が荒れることが多いというものですが、なんら合理的な説明がつきません。相場は、人間の心理によって大きく左右される場合があり、経済合理性だけに基づいて動いているわけではないということです。
こうなってくると、今回のタピオカブームもあながち関係ないとは言い切れないかもしれません。2019年は金融にとって大きな出来事があるのでしょうか。