QUESTIONより:赤は人間をどう変化させる?赤と青の心理影響が面白い


QUESTIONより

色に関しての質問です。 タイムウォッチで赤色の照明の中で10秒、時計を見ずに測った時と、青色の照明の中で10秒測る時では、青色の照明の中で測る方がより精密に人間は測れる、というのを見かけました。 また、赤色の照明の中では10秒より短い時間でタイムウォッチを止めることが多いとのことです。 ということは、ライブで赤色の照明のときはテンポが上がっているのかなと思ったのですが、同期のないAdult Childrenなどで赤い照明の場合、テンポはかなり上がっていたりするのでしょうか?


これは面白い話ですね。

照明の色によって人の心理状態が変わることはあるので、そういったところからでてくる差なのかもしれません。

赤と青の心理影響

多くの色がありますが、赤というのは特徴的な色です。

自然界の中でも、火であったり血であったりと、赤はちょっと危険なイメージもありますが、同じように赤というのは世界共通で見られる、注意喚起の色として使われます。

信号が赤だったり、標識でも進入禁止などのものには赤が使われます。

今でこそいろんな色がありますが、1900年代前半の歓楽街は赤のネオンも多かったそうです。

赤は興奮や攻撃性を呼び起こす色とされ、歓楽街も日常とは違うというイメージにも赤のネオンはピッタリですね。

赤がストップウォッチで10秒より短いところで押す傾向があるというのは、まさに興奮性によるところなのかもしれません。

一方で青は冷静にさせる心理効果があります。

自殺防止のため、多くの駅で青の照明が採用されています。

フリーテンポの曲だった場合、もしかしたら全ライブ青でやるか赤でやるかで、そのテンポ感にも影響はあるかもしれませんね。そんな実験も面白そうですが。

他にもある色の影響

こういった色が心理に影響を及ぼすというのは赤と青以外にもあります。

今回はそうではなく、別の側面から色が影響を及ぼす例を紹介します。

それが白と黒、膨張色と収縮色です。

まったく同じ形でも、白のほうが不思議なもので大きく見えるものです。

他にも暖色系(黄、オレンジ、赤、ピンク)の明るい色は膨張して見え、寒色系(青、紫、緑、グレー)の暗い色は収縮して見えます。

服装選びなんかでも、こういうの気にしている人もいるかもしれませんね。