先日、なんかよくわからなかったのですが、500円くらいで「幻のブドウ品種」と銘打ったワインがありました、
カルメネールという品種ですが、イマイチなんのことかよくわからなかったので、まぁ安いしなにも気にせず買ってみました。
幻のブドウ品種
飲んでみると、なかなかいい感じです。自分の感覚だと、500円のワインではありません。
儲けものでしたね。
ちょうどそのワインを飲みながらブログを書きだめている感じですが、せっかくなので調べてみました。
カルメネールというのは、本来はボルドーのメドック原産の品種のようです。
実はかなり歴史は古いらしく、一般的に有名な品種よりも歴史のあるブドウのようです。
しかし19世紀後半にブドウネアブラムシという虫による被害で、多くのワイン用ブドウに影響を与えました。その中で、なんとこのカルメネールはフランスから絶滅してしまったのです。
そんなこともあるのですね!!
カルメネールの再発見
今飲んでいるワインは、チリ産のカルメネールです。
実はチリでは19世紀後半に輸入したカルメネールを、ずっとメルローと間違えて保存されていることが発覚しました。
発覚したのはなんと1994年、100年以上の時が経ってからです。
そして正式にチリがメルローではなくカルメネールと認定したのは1998年のこと、そんなこともあるんですね。
同様のことがイタリアでもあり、現在もカルメネールはチリやイタリアで作られています。
たくさんあるワイン品種
ワインのブドウ品種といえば、ピノノワール、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、シラー、テンプラニーリョなどなど…限られた数のような気もしますが、実は本来は1000種以上もあったといわれています。自然交配、人工交配などにより生まれたりなくなったりしているわけですが、このカルメネールのようになくなったと思いきや、実はまだあった、というようなことがあるというのも、なんだかおもしろいですね、
こういう海を越える奇跡みたいなのもありますし、そういうところも含めて個人的にはニューワールド系のワインもけっこう好きだったりします。まぁ値段のこともありますけど。
ワインについては知らないことばかりですが、いろいろ飲んだり調べてみたりすると、とても興味深いものばかりです。