3月11日を前に、嫌な地震が多い話


まもなく、3月11日、東日本大震災から10年を迎えようとしています。

その中で、気になる地震が続いています。

10年前の嫌な記憶が蘇る

10年前の東日本大震災は、その一ヶ月前ほどにニュージーランドのクライストチャーチにて、2月22日とても大きな地震がありました。

それから数週間後に日本で大きな地震があったのです。

関連性があるのかどうか、多くの意見があります。

しかし現実として、環太平洋の地震は連鎖する傾向があります。

こういった事柄はバヌアツの法則とも呼ばれるようになりました。バヌアツというのも南太平洋の地域で、バヌアツで地震があると環太平洋のどこかで大きな地震がある、ということです。あの熊本地震も、バヌアツで大きな地震があったあとに発生しています。

今年も2月16日にバヌアツで大きな地震がありました。

2月13日には福島で、2月10日には南太平洋で、1月21日にはインドネシアで大きな地震がそれぞれ起きています。

そして3月4日にはニュージーランド、その4時間後には再び南太平洋で大きな地震がありました。そして極めつけは、さらにその数時間後、南太平洋でケルマデック諸島にてマグニチュード8.1というとても大きな地震がありました。

もちろん科学的な根拠があるわけではなく、不安を煽ることはしたくありません。

しかし緊急時の対応や防災グッズなど、基本的なところを見直すくらいのことはしてもいいかなと思います。

頭の片隅にありつつも

防災意識を日頃からどれだけ持てるかといっても、正直なところ、毎日いつ地震など災害があるかを常に気にしながら生活するのって、難しいですよね。

逆に、そんな常にビクビクしている状態で生活するのも、やや神経質すぎるような気もします。

ついこの前にも、津波が起きた場合大きな被害が起きる可能性があるとある地域の住民を、高いところへ移住させるかどうかという話が、住民の反対もあって進まないというニュースがありました。

それは当然で、長いこと住んでいる馴染みのある地域を、なぜ災害が起きてないのに引っ越さなければならないのか。難しい問題ですが、移住したくない気持ちもよくわかります。万が一大きな地震、津波があったときにそれみたことかとなりそうですが、こういうのって何が正解なのでしょうか。こういう話になると、いつ富士山が噴火するかわからないし、関東には住まないほうがいいのでは、日本に住まないほうがいいのでは、とどんどん進んでしまいます。

とはいえ、やはり定期的に防災についての意識を高めるということは必要です。9月の関東大震災もそう、1月の阪神淡路大震災もそう。

もうすぐ3月11日。改めて防災について考えつつ、この当たり前の日常に感謝したいと思います。