参議院選挙、終わりましたね。
令和最初の国政選挙ということでもう少し盛り上がる気配を感じていましたが、なんと投票率はかなり低めで、意外でした。
自民党は勝ったのか
さて、今回の選挙結果はみなさんどのように捉えているでしょうか。
れいわ新撰組やN国についてはしっかりと最低限の議席を確保し、政党要件も満たすこととなり、上々の立ち上がりスタートと言えるでしょう。
れいわ新撰組については個人的にはもう一つ議席を取れると思っていましたけどね。山本太郎氏についてはもしかしたら今回当選したとしても、最初から衆議院選挙を念頭においていた可能性も高く、落選については想定内かもしれません。
N国についてはいろいろな意見がありそうですが、明確な論点と政策を打ち出す姿勢が有権者に受け入れられたのかなと思います。
さて、自民党はどうでしょう。与党はトータルで議席を減らし、改憲勢力としてもラインを下回る形になりました。
その一方で立憲民主党は議席を伸ばしましたね。
これだけみると与党の負けのようにも思えますが、それでも与党が政権に影響のない議席数を確保していること。そして、なによりも一人区のエリアで凄まじい結果を出しているところに強さを見せつけ、そういう意味では、まあ自民党が負けたかというとそうとも言えないかなと思います。
与党も野党も、まあこんなところかなという結果なのかなとも。
次の論点は憲法
さてマスコミは改憲勢力に届いてないことを強調していますが、今の段階でそこまで重要な点ではないかもしれません。今回の選挙の論点は秋の消費税にうまく移っていたように思えます。
なんだかんだで与党も野党も、憲法改正についてはまだまだ本気で触れたくないタイミングだったことでしょう。
しかし、さすがにそろそろ憲法改正について本格的な議論が始まる頃かもしれません。というのも、自民党総裁はルールがありまして、同じ人がずっと連続でトップに立てないからです。この現政権の、ルール上でのタイムリミットが近づいています。
こらまでのらりくらりとかわし続けてきた野党も、この問題と向き合うタイミングにきているのかもしれません。
野党についても憲法改正についてはいろいろな意見がありまして、未来永劫一字一句変えたくない派もいれば、内容、場合によっては変えてもいい派もいます。最近?はいなくなりましたが、そのうちがっつり変えるべき派の政党も出てくるかもしれません。
こうなると、次の選挙に向けての流れは、まずは野党が今度は憲法改正をテーマに再編していく形になるかもしれません。
憲法改正というのは、戦後日本においてとても大きな出来事になります。なんせ憲法で国民投票をと書いてあるのに、具体的にどうやって国民投票をするのか、そういった法律はまだありません。
おそらくそう遠くないうちにこの議論が本格スタートするでしょう。
さあ、どうなるでしょうね。