アクセスはどう変わる?神奈川県の鉄道網に大きな変化がありそうな2020年代の二つの話


神奈川県は東京のベッドタウンとしての側面もありながらも、横浜や川崎など商業地帯、工業地帯も多く、その鉄道もまた東京、横浜、川崎をどうつなぐかというのが重要です。

そんな神奈川県には多くの鉄道が張り巡らされていますが、そのほとんどが横浜、川崎、東京都心へのアクセスがメインとなっています。

神奈川県の鉄道網はそれこそ戦前にはこの形の主要部分はだいぶ完成しています。戦後は一部の区間が延長したりしましたが、根本的に大きく変わることはありませんでした。

町田を活かすか

神奈川県の話をしているのにいきなり町田の話をしますが、町田は東京でありながらも、横浜線、小田急線と神奈川県の主要路線をつなぐターミナル駅となっています。

アクセスはあまりにも神奈川県からいいので、よく町田は神奈川県だと思ってた、なんて声も聞こえてきます。

町田は現在、新宿と八王子へは直結しています。

現在は、立川方面からでている多摩モノレールを南へ伸ばし、多摩センターまである路線をそのまま町田まで延長させる計画があるそうです。

そうなれば途中で京王線の駅ともつながりますし、東京都下との接続はかなりよくなりますね。

ちょうど町田の駅が全くないエリアを抜けていくので、そういったところの開発にもいいかもしれません。

ただ住宅地や商業施設がひしめく町田駅周辺をどう整備できるかがカギになりそうです。

相鉄線から東京都心へ

神奈川県の中でとても大きな路線変化が今年の秋にあります。

現在、海老名と横浜駅を結ぶ相鉄線が、途中で枝分かれをし、東京都心へと延びる計画です。

現在ですと横浜駅経由でJRなどに乗り換える形が一般的ですが、横浜駅を経由せずとも都心へ出られる路線ということで、混雑解消にもつながる可能性があります。

あたらしくできる横浜羽沢駅からJRに接続し、武蔵小杉を経由しながら大崎まで伸びます。

武蔵小杉は東横線の駅ですので、渋谷などへのアクセスもよくなりますね。

2022年には横浜羽沢駅から綱島方面、新横浜方面、日吉方面などを経由し、同じく武蔵小杉から東横線へ直結する電車を通すそうです。

東横線はそのまま副都心線へ繋がっていますので、渋谷、新宿、池袋といった主要駅へ相鉄線から直結することになるのでしょうか。

これは都心へ通勤通学する人にとってはかなり大きな変化でしょうね。

また、都心から新横浜へのアクセスは菊名から新横浜というルートが主ではありますが、直通でいけるのであれば、都心から新横浜へのアクセスもぐっとよくなりそうです。

個人的には日産スタジアムへ行きやすくなるのは大歓迎ですね。

日本においては、鉄道網は住人の大事な足です。

この先、どんな新しい路線ができるのでしょうか。