QUESTIONより:どうして?今でもFAXに需要がある理由


QUESTIONより

電話のお話もありましたが、FAXについてはどう思いますか?Excelで送った見積書の回答が、Excelを印刷したものに手書きで記入し、それをさらにスキャンしたデータで回答を送ってくる取引先がいます。正直二度手間、三度手間なんじゃないかと思ってしまいます。FAXはいつ無くなるのでしょうか…。


FAXはもはや懐かしいですね。若者世代だとFAXって使ったことない人もいそうです。

自分自身は家にはFAXはありました。母が仕事で使うことはありましたが、自分の仕事でFAXを使った記憶はありませんね。

質問者さんのように仕事で何度手間になるようなFAXの使い方をする会社はたしかにまだありそうですが、それも最終的にはなくなるでしょうね。

FAXを使わなくなった日

FAXは電話回線で画像を送るということで、それ自体は非常に画期的なツールです。ただ、白紙の紙が大量に出てきて感熱紙もったいないなー、なんて苦い思い出も。

歴史をたどると、意外なことに電話よりも早くFAXのほうが発明されています。面白いですね。

昔だったら、大事な書類であったり、地図なんかは電話で伝えるより、FAXのほうが絶対に便利ですよね。

電子メールが登場してFAXの用途は激減したと思いますが、電子メールの黎明期のころはいまだにFAXの用途はありました。やはり画像を添付するというのはまだハードルが高かったからでしょうね。

その後、パソコンからFAXを送ることができるというツールもありました。

今のように画像データ、PDFなど含め文書データを簡単に添付でやり取りできるようになるまでは、それなりにFAXにも需要はあったのかなと思います。

そんなFAXを今でも使う芸能界

なかなか日常生活で見ること、使うことがなくなったFAXですが、それでもFAXという単語が飛び交う場があります。それが芸能界です。

芸能人が重大発表する際、ファン向けにはSNSなど使われますが、マスコミ向けにはいまだにFAXを使います。こんな時代にどうして?と思う人もいるでしょう。

実はこれには理由があります。パソコンの文書は改ざんなどの可能性があってもおかしくなく、それ自体が怪文書である可能性もあります。一方でFAXは送信先が明記されているので、情報の信ぴょう性が高いのです。

同様の理由から、メディア関係の仕事は今でもFAXを使う機会が多いという話も。

いつかはFAX文化もなくなるかもしれませんが、根強い需要もあるのでしょうか。