昨年、給付金の支払いのとき、市町村が間違って給付金を送金してしまった、といった例も見られました。
最終的には人がやっているのだから、こういった送金ミスはつきものです。
送金ミスは取り戻せる場合も
個人間だって、間違って振り込んでしまうこともあるでしょう。
今はネットバンキングで、簡単にお金のやり取りができます。
こうなると、どうしたって相手を間違えたり、金額を間違えたりということもありますよね。
まぁ通常だったらお送り込んでしまったら差額を返すとか、違う人に振り込んでしまったら、それは手数料引いて戻してあげるくらいの優しさもあるというものです。
相手が了解してくれれば、銀行に頼んで組み戻しということもすることができます。
相手のミスだからということでネコババするのはモラルとしてどうなのという感じですが、でも相手が応じないときだってあります。
そんなの知らない、もう使っちゃった!!
そうなると、裁判です。「不当利得返還請求」という形になります。
とはいえ、相手がそもそも気づいてない可能性もあります。銀行に登録している住所や電話番号が古いものであれば、そもそも連絡取れませんしね。
そうなったら、もう大変です。まぁそれでも裁判以外に取り戻す方法はないということです。しかし振り込んだ相手は気づいてないだけの場合は、いきなり知らない人から訴えられるわけで、気分はよくないですよね。
シティバンクは敗訴
国も変わればスケールも変わるということで、アメリカではシティバンクは間違って振り込んでしまった9億ドルのうち、5億ドルが戻ってこない問題がありました。
これは裁判になりましたが、なんと裁判所は戻さなくていい、ということでシティバンクが敗訴となりました。
これはなかなか驚きですね。
もちろん控訴するとのことでまだ最終決着ではないとはいえ、なんかこれじゃあ、素直にお金を戻した人ももやもやしますよね。
まぁ、振り込みに関してはとにかく気を付けなくてはならないということではあります。明日は我が身、気を付けよう!