東京北空港はアリ?どこまでが東京か論争と、地名のブランディングの話


先日、東京北空港、という言葉がトレンドになっていまして、なんだろうなと思ったのですが、どうやら茨城空港の名称変更についての話題だったそうです。

どこまでが東京か論争

茨城空港については名称を変更しようという動きがあるそうですが、その候補として挙げられているのがどうやら「東京北空港」「東京茨城空港」「東京小美玉空港」などのようです。

これを見てみなさん思われるでしょうが、すべての案に東京がついています。

今年はオリンピックもありますし、東京という言葉がなにかと世界で多く取り上げられる1年になります。それに便乗、というと言い方もアレですけど、東京の冠をつけるメリットはあるだろう、ということなのでしょうね。

茨城は東京から近いといえば近いですし、東京都以外にも東京ディズニーランドや新東京国際空港など多くの施設があります。このノリで茨城空港の新名称に東京がつくこと自体にはさほど問題はないように思えますが、どこまでが東京なのか論争というのがこの一件から巻き起こっているようで、なかなかおもしろいですね。

地名のブランド力

東京北空港はともかく、地名のブランド力を生かしたやり方というのは決して珍しいことではありません。

北新宿、南新宿、西新宿、東新宿といったように、東西南北をつけて昔からある地名からブランド力のある新宿を押し出すやり方など、今となってはみなさんも自然に受け入れていることでしょう。

東京というと、以前のFC町田ゼルビアの話もありましたね。

FC町田ゼルビアとFC町田トウキョウに思うこと

町田は東京都ではありますが、チーム名に東京をいれることで、より東京の名前を打ち出し日本国内、海外へアピールするという考え方自体がおかしいわけではありません。

とはいえ町田や茨城に住んでいる人にとっては、その地名はとても大事なものですので、このあたりはいろいろな意見が出てくるところでしょうね。

思わぬ形で全国的に話題になってしまった茨城空港の名称、はてしてどんな名前になるのか楽しみですね。