自粛のお願いをされた週末に思ったこと


この週末、予定をキャンセルして自粛生活をしました。

とはいえ、まぁ家でやる仕事もありますし、今日に至ってはこんなにも雪が降っているということもあり、出かける気にもなりませんけどね。

結果的には、この雪は日本にとってはめぐみの雪となったのでしょうか。

この週末に思ったことをつらつらと書きます。

広がる感染

オリンピックのために検査結果を絞り隠蔽していたのではないか、日本はBCGがコロナに効いているのではないか、うがい手洗いが有効だったなどなどいろいろな話が出ていますが、国の規模や人口などから考えても、日本ではコロナ感染者がとても少ないということに対して、世界ではやはり不思議に思っているところも報道によればあるそうです。

こういった感染は感染者数を抑えるというよりかは、ピークをずらすということが大事です。以前はそういったところうまくコントロールできているような印象もありましたが、ここ数日の感染者数の増加はさすがに恐ろしいものを感じます。

帰省することで感染者数の少ない地方にも広げてしまうこともありますし、感染者がいないからという理由で感染者がでてない地域に旅行に行く人までいるそうで、こういったところをどれだけ徹底してできるかというのが大事になります。

自粛の強制はできない

自粛のお願い、という日本語からしてよくわからないことをやっているわけですが、それならばいっそのこと強制的に禁止してくれ、という声もちらほら聞こえます。その気持もよくわかります。

国は、補償する気がないから強制しないんだ!という意見もあるようですが、必ずしもそうではありません。そもそも、海外のように強制する力が国にはないという考え方もあります。

緊急事態宣言でライブが2年できなくなる?ビビる前に読もう、緊急事態宣言とはなにか!

以前、緊急事態宣言についての記事を書きましたが、今はなにかと緊急事態宣言がでるのか、でないのかという話にもなってきています。

しかし法律によると、実際にでたところで、イベントなどに関しては今までと同じように自粛のお願いをすることになるようなもので、今とあまり変わりません。そのお願いがただのお願いなのか、法的根拠のあるお願いなのかの違いということです。

国に強制力を持たすべきか

中国はコロナウイルスに関しては途中から方向転換し、その強権をいかんなく発揮し、それが実際に効果があったようにも思えます。ヨーロッパ各国も少し違えど、同じような措置をとっています。

いわゆる都市封鎖、ロックダウンですが、日本でそれが本当にできるのか、という問題があります。

法的には感染症法というものがあり、72時間の封鎖が可能になるものがあります。実は、先日ついに新型コロナウイルスもこの感染症法の対象に入りましたので、この法律を使って封鎖することもあるかもしれません。とはいえ、できるのは72時間です。その72時間を連発することもできるのかもしれないですけど。

そもそも、世の中いつ何が起きるかわからないわけです。本当にやばい出来事は、想定の範囲外からやってきます。

明日、大災害があって日本の半分が沈むかもしれませんし、ゴジラが襲来してくるかもしれません。

このあたりについては、以前もブログで書いています。実際にUFOやゴジラが来たらどうするのか、という話です。

QUESTIONより:日本政府によるUFO対策は必要なのか、彩雨さんの考えるUFO対策はこれだ!

こういう緊急時に一番話が早いのは、超法規的措置という形で国のトップにすべての権限を委ねて、独裁政権かのように強権を発動し物事を整理してもらうことです。

「イベントは中止!民衆は外にでるな!買い物するな!補償はしてやる!文句あるやつは刑務所だ!」

とトップがとりあえず言って、まわりはしぶしぶそれに従う。どこに財源があるのか、経済はどうするのか〜などは後回しにすればいい。そういう権限がある国は、それだけ対応が早いです。

こういう意味でも、中国のような国はこういうときの対応が早かったですね。日本はその対称にあります。総理大臣でもあれこれ好きなようにはできません。

戦時中の反省もありこういう仕組みになっているのだと思いますし、実際問題、有事じゃないときに、なにかがあれば総理大臣がすべての権限で強制力を〜なんて盛り込んだ憲法や法律ができるのであれば、それはもうみなさん反対されることでしょう。

日本は良くも悪くも、自粛のお願いでこの災難を乗り越えていかねばならないのでしょうか。それか、なにか強制力をもたせる方法を考えるのでしょうか。

自分は法律の専門家でもないですしいろいろ見逃していることもあるかもしれないですが、雑感ということでご容赦ください。