緊急事態宣言が終わり、6月1日より会社へ通勤するようになる、という方も多いと思います。
いろいろ生活環境が変わる方も多いでしょうが、そんな労働に関して一つ新しい法律がこの6月1日よりスタートします。
それがパワハラ防止法です。
パワハラ防止法とは?
大企業ですと6月1日、中小企業は2年後になってしまうのですが、2022年よりスタートします。
実はこのパワハラ防止法、罰則規定がありません。上司がパワハラをしたから逮捕!みたいなことにはなりません。
パワハラ防止法というのは、パワハラが職場で起きないように周知や啓発をしたり、こういうことが起きた場合のセーフティネットをを作り、すぐに対応できるようにしましょうね、ということを定めた法律です。
まぁどこまで効果があるかはわかりませんが、こういう法律ができて、こういうのはよくないことだ、という風潮が広まることへの期待はできそうな気もします。
そもそもパワハラとは
昭和の時代で考えると、あれもパワハラ、これもパワハラと、多くのことが引っかかりそうですね。芸能業界なんて、もうどうなることやら。
昨年だか、一昨年だか話題になった鍋事件も、またパワハラが大きく取り上げられ、話題になりました。
パワハラといっても、いろいろなパターンがあります。厚生労働省によってきちんと定義されています。
殴る蹴るといった昭和の時代にあったようなことだけではなく、例えば人間関係から締め出したり、精神的にいじめをしたりという小学生のことのようなこともパワハラです。
仕事関係でも、あまりにも無茶な仕事内容の要求をするのもパワハラだし、逆にほとんど仕事を与えないというのもパワハラになります。
プライベートに関して必要以上に介入したり、しつこく遊びに行くのを誘ったりするのもパワハラです。
いろいろ定義がありますので、もしかしたらそんなつもりはなかったけどパワハラに、なんてこともあるかもしれません。このパワハラ防止法とパワハラの定義については、会社にお勤めの方はぜひちゃんとお調べになられたほうがよろしいでしょう。
いい仕事はまずは仕事環境からということで、みなさんお仕事がんばってくださいね!