今日、6月4日は天安門事件が起きた日です。
奇しくもあれから数十年、今度はアメリカで大きなデモ活動が行われています。
どうしてアメリカでデモが起きているのかなどは報道でみなさんもご存じでしょうし。ここで改めて振り返ることはしません。今回はアメリカのデモ絡みで気になったニュースをいくつか紹介します。
アメリカは軍を出すべきではない
今回、アメリカで大きなデモが行われていますが、アメリカ国民がすべてそれにまつわるすべての行為を容認しているわけではありません。
平和的なデモは国民の権利ではありますが、それに便乗した暴力行為、略奪行為はそれとは別の話です。
たださすがに過度になっているということ、コロナでそもそもダメージを負って、ようやく再開した店舗が襲われるなど、アメリカ側も過敏な対応をする気配があります。
最新の世論調査で、過半数がこの暴徒化したデモ集団に対して軍を出動させることについて容認しているという報道もありました。しかもトランプ政権とは逆側にいる民主党支持者も半数が近くが軍の出動に賛成しているとあります。
実際にこれからどうなるかわかりませんが、デモ行為への軍の出動というのはその後の歴史のことを考えると、どこまで得策かどうかわかりません。
繰り返しになりますが、奇しくも今日、6月4日は天安門事件があった日であることを忘れてはいけません。
アメリカにも同調圧力はあるのか
ルイヴィトンの店舗がデモ隊に襲われ、破壊され商品は略奪されました。
そのことについてルイヴィトンのデザイナーがSNSで破壊や略奪行為に対して非難したことを謝罪する、という出来事がありました。
ルイ・ヴィトンのデザイナー、米デモ隊の略奪非難する発言を謝罪（ロイター） – Yahoo!ニュース
これは一見するととてもわかりにくいニュースですね。
日本も今回コロナのことでSNSがだいぶ過敏になりましたが、いろいろ調べてみるとアメリカもかなり過敏になっている様子。例の真っ黒画像を出すような抗議する意思表示も、それをやらねば村八分のような雰囲気もあるという情報もありました。
自分自身はアメリカのコミュニティには属しておらず、正確なことはわかりません。こうした略奪を非難したことを謝罪しなければならないほどの空気感になっているということなのでしょうか。アメリカでの同調圧力は、もしかしたら想像以上のものがあるのかもしれません。
トランプ大統領がサイレントマジョリティとツイートしましたが、その短い言葉にいろいろなことが詰まっているようにも思えました。
一筋縄ではいかない、アメリカの差別問題
前回のボイスアヤノ.メでこの問題については触れましたが、想像以上に根が深い問題です。人種差別、貧困など多くの社会問題が絡んでいます。
いったいどうすればこのような問題が解決されるのか、これまでも多くの先人たちが文字通り命を張って挑んでいる問題です。数十年前に比べれば今は少し良くなっているのかな、という印象も傍から見ていてありましたが、着火のさせ方次第でここまで大きな問題になるのだなと思いました。
一部の人間がその思想に基づき暴徒化を扇動しているという話もありますが、これもまだ定かではありません。すでにデモは世界中へ飛び火しているとありますが、アメリカとしてはコロナ、中国問題に引き続き難しい局面に立たされています。