QUESTIONより:キャッシュレスで強盗事件は減るか


QUESTIONより

TVニュースを見ながら、なんとなく最近強盗事件が少ない印象を受けました。キャッシュレス化が進んで現金を扱う量が減り売上金目的の強盗がもっと減っていけばいいなと思いました。


強盗事件の件、今はコロナのこともあって報道されてないだけの可能性もあるということで、少し調べてみました。

銀行強盗は減少傾向

銀行強盗については、ここのところ激減のようですね。

銀行強盗「割に合わず」激減 特殊詐欺に移行か

こちらは昨年の記事です。

記事によると、キャッシュレス化が原因というよりかは、銀行強盗の難易度が上がりすぎてしまったということもあるようです。

こちらのサイトでは自宅の窃盗のグラフがありますが、やはり減少傾向にありますね。

警察庁 平成30年の犯罪情勢 | 日本ロックセキュリティ協同組合

ただこちらもキャッシュレス化というよりかは、日本の経済的な底上げに成功しているともいえるかもしれないですし、こういったことをする犯罪集団が別の犯罪へ目を向けているとも解釈することもできます。

ここ10年、15年くらいはいわゆるオレオレ詐欺のようなものも多かったですが、今はインターネットを使ったフィッシング詐欺やネットビジネスを利用した詐欺なども多く、リスクを冒して誰かのカバンを奪うとか、家に忍び込むとかしなくなっているのかもしれません。

また、自宅の鍵もディンプルキーという防犯に優れた鍵が普及しつつあるというのも理由の一つにあるかもしれません。

キャッシュレスと強盗

しかしそれでも、キャッシュレス化は盗難や強盗を考える上では、とても有用です。店舗などはその売上金の管理もありますが、そもそも店に現金がなければ「金を出せ」というのもありえないですよね。

いつか「このPayPayに入金しろ!」みたいなことになるのでしょうか。

また、売上金を金庫などに入れたり、銀行へ預けに行く店舗もありますが、そういったときを狙われたり、紛失したりというリスクもありますが、その心配もなくなります。

ちなみに給料の銀行振り込みが定着したのも、あの昭和のミステリー、3億円事件があったせいだという話もあります。

子供レベルでもいわゆる「かつあげ」もしにくくなるわけで、同様に財布を持たなくなればスリという存在もなくなります。キャッシュレス化と今後の強盗件数というのは、小さい事件のものは確実に減少していくと予想します。こういうことを言うと「事件に大きいも小さいもない」と恩田すみれに怒られそうですが。