考え方はいろいろ、現役、引退の考え方


元オランダ代表のロッベン氏が、現役復帰を発表しました。

まだ36歳ということで、年齢的にはまだプレーしててもおかしくないところではありますが、こうして現役復帰を目指すという発表をしたというのはうれしいニュースではあります。

引退の考え方

スポーツ選手に限る話ではありませんが、引退というのはいろいろな考え方があります。

ロッベン選手は切れのあるドリブルが持ち味ですが、以前と同じ動きをするのは難しいかもしれません。しかしそれでも多くのファンはそのプレーに魅了されることでしょう。中には衰えた姿は見たくない、と思うサッカーファンもいるかもしれませんが、それ以上に衰えた姿は見せたくない、と考えるスポーツ選手も多いかもしれません。

その一方で、現役であることにこだわって長くプレーをする選手もいます。たしかに昔のようなプレーができなくなったとしても、その姿を見たいというファンも多いですし、考え方はそれぞれですよね。

相撲は横綱になると、大関にランクダウンすることはできません。横綱としての力量がなくなったら、引退しか道がないという形になります。もし横綱じゃなければもっと長く現役でいられることもできたかもしれませんが、厳しい世界です。

現役復帰は肯定派

日本では新庄氏が現役復帰を目指すという発表をされています。先ほどのロッベン氏とは違い、引退されてから長い時間が経っていますが、それでも現役復帰ができるのか、いや新庄ならやれてしまうのではないか、と多くのファンがその動向を見守っているところです。

現役でいるというのは体のメンテナンスも大変ですが、心の維持も必要です。引退会見で、体は大丈夫だけど心が、という方も多く、僕らのようなただのファンには想像もできないような精神力が必要なのでしょう。

長く現役を続けることは大変かと思いますが、それでも自分としてはある程度の年齢になっても現役にこだわる姿勢はかっこいいなと思いますし、現役復帰はうれしいものがあります。

コンセプトのあるチーム作りも

スペインのクラブチームにアスレティック・ビルバオというチームがあります。長年プリメーラ(一部リーグ)に属する強豪チームですが、実はチームに珍しいコンセプトがあります。

それが、選手全員がバスク地方の出身者であるということです。

日本でいうところの、例えば横浜ベイスターズが神奈川県出身者だけで構成されているようなものです。実際には横浜高校出身者は多いですけど、それでもここまで極端に出身者にこだわるチームは珍しいですね。日本では社会人チームにFCコリアがありますが、パッとでてくるのはそれくらいでしょうか。(FCコリアも今はチーム制限をなくしたと聞いています)

とはいえ、こういったコンセプトをもったチーム作りというのもスポーツチーム運営にはいいのかもしれません。ビジネス性を重視してスポーツ興行として考えれば、例えば30歳以上限定クラブチームであったり、30歳以上を集めたオーバー世代での国際大会とか、そういうのだってあっても面白いんじゃないかな、とか思ったり。

現役時代は伸びる傾向

高齢化社会が進み、定年は延長され、年金受給のタイミングも後ろになり、一般の人にとってはいわゆる「現役時代」は伸びる傾向にあります。

そうなってくると、きっと他のこともそういった傾向はあるだろうな、と。サッカーも野球も長く現役を続けるような感じになるのかな、と思う反面、登録できる選手人数自体が増えるわけでもなく、そう単純なこともでないのかな、とも思います。

個人的には新庄選手が劇的に現役復帰をして、なにかいろいろ固定概念を打ち崩してまた新たな盛り上がりがでてくるといいなと思っています。