レッドスキンズ、スプラッシュマウンテン、スレイブ…時代とともに変わっていく名称たち


多くの用語がありますが、そういったものは全てどこかに由来はあります。

時代の変遷の中、なんでこの言葉が、なんでこの記号が残ってるの?というところに語源が由来だったりするなんてこともあります。

黒人差別の問題が大きくクローズアップされている中、言葉を替える動きがアメリカを中心に起きています。

スポーツのチーム名も

アメリカのアメフトチームの一つに「レッドスキンズ」があります。

赤い肌ということですが、これはアメリカ先住民族が由来のチーム名です。黒人差別ではないですが、今回の一件が黒人をはじめとした人種差別を見直すという流れの中での、このチーム名変更となりました。

ディズニーランドのアトラクションも

ディズニーランドのアトラクションにスプラッシュマウンテンがあります。現在は「南部の唄」という映画が題材となっている話ですが、その題材が変わるそうです。それに合わせてアトラクションの内容が変更されることになるでしょう。

たしかに人種差別がひどかった時代の作品ではありますが、内容としては白人の子供と黒人のおじいさんとの交流を描く話だとか。実はこの映画、現在は公開停止されているため、サブスクやテレビ放映、DVD化などはされていないようです。

日本のディズニーランドにこの影響は今のところ内容ですが、今後変更されるかもしれません。

あの名曲「Zip-A-Dee-Doo-Dah」が変更になってしまうのは残念です。でもスプラッシュマウンテンというアトラクションの名前は引き継がれるみたいですね。

ちなみにこの曲は前にアレンジしたことがありますので、よかったら聞いてください。

コンピュータ用語も

コンピュータ用語にSLAVE、MASTERというのがあります。奴隷と主人です。

ハードディスクとか、昔は多くの機器を接続したときなど、シンセ周りでも使うことがあった用語です。

プログラム界隈ではいまだに使われることもあり、現在はこういった用語を別の言葉に置き換えて利用しているところが多いそうです。

IT用語も「奴隷」廃止の動き 「slave」は「フォロワー」や「レプリカ」に(ITmedia NEWS) – Yahoo!ニュース

記事によれば会社によって言葉が違うようで、違う会社の人と話すときに混乱しそうですね。

時代の流れ

そこまでやるか、という気持ちもないわけでもないですが、こういった名称の変更は必要かもしれません。

この数百年の差別の歴史は、多くのところに残っています。美白という言葉も対象になるようで、言葉狩りに近い側面もあるかもしれませんが、もうしばらくはこういった動きは続くことになるでしょう。こうなってくると、いつかLUNA SEAのスレイブも変更されることもあるのでしょうか…。