QUESTIONより:彩雨さんが授業で文字を書く理由


QUESTIONより

以前彩雨さんの講義を受けたときに思ったことです。 彩雨さんがホワイトボードに直筆でいろいろ書いていましたが全てを発言とテロップで行おうと思ったことはありますか? あえて書くという行為をされているのでしたらどんな理由があるか教えてください。 大学の講義で一切文字を書かずに資料の配布と会話だけで終わる教授の授業もあるので気になりました。


たしかに、自分の講義スタイルは、最低限のことだけをパワーポイントで表示させ、あとはひたすらホワイトボードで文字を書きまくるものです。

書くことは大事

学生にしてみれば、要点を全部資料に盛り込んでくれよ、と思う人もいるかもしれません。配布される資料はパワーポイントのものですが、あれだけみてもなんのことやらということです。

全てを発言とテロップだけでやろうと思ったことはありませんね。

しゃべりながらホワイトボードに書く、そうすると学生もなんとなくそれを配布資料に書く、それで頭と手が一緒に動いて理解を深める、というステップが大事だからだと思っている、というのが一つの理由。

もう一つは、すべてをパワーポイントに入力する作業はあまりにも大変ですし、脱線しにくい、というのも理由です。

授業でもプレゼンでもそうですが、パワーポイントを凝りすぎていいことはないと思っています。使わないほうがいいとまではいいませんけどね。以前にも似たようなことを書いてまして、こちらもどうぞ。

彩雨さんはパワーポイントをあまり使わない

凝ったパワーポイントでしゃべるのはかっこいいかもしれませんが、かっこいいのはトークではなく動画であって、それがいいプレゼンになっているというわけでもないのです。むしろパワーポイントにしゃべらされてる感じもあって、あまりよくないと思っています。

最近は画面に書く

そんな彩雨さんですが、最近はモニター画面に直接書くということをしています。

京都の教室の液晶が新しくなって、ペンタブのようにペンに対応しました。これはけっこう便利ですね。

パワーポイントの機能で直接書き込みができるものがあるのですが、それと併用しながら、荒業ですけどWindows内臓のペイントソフトを使ってそこにひたすら書いていくこともあります。

画面に書けると、消さなくていいというメリットと、東京などにサテライト中継するときも都合がいいんですよね。

今期の授業は残り5コマです。頑張りましょう!