今年のコロナ騒動、大学にとってはオンライン講義を余儀なくされるなどの対応が必要でしたが、不幸中の幸いだったのは、入試シーズンの直後だったことです。
もし入試シーズンである1月、2月が緊急事態宣言だったら、かなり複雑な対応が必要だったことでしょう。
入試のオンライン化はやるしかない
じゃあコロナは落ち着いたかといえば、みなさんも体感している通り、落ち着いていません。
しかし時間は刻々と過ぎていくということで、来年の入試をどうするかは直近の課題です。
大学入試で進むオンライン化 面接もオープンキャンパスも…東洋大、実践女子大、東京都市大などが導入〈AERA〉(AERA dot.) – Yahoo!ニュース
多くの大学が入試のオンライン化を進める流れがでています。
しかし実際問題、対応できるのは小論文であったり面接であったりというところだけです。推薦入学はたしかにオンラインで対応できそうなものですが、じゃあ筆記試験をオンラインで対応するのはなかなか難しいですね。
入試だけでいいなら、家で例えばセンター試験を受けることはシステム的にはできます。ただのマークシートですからね。
何が無理って、カンニング対策です。カメラを設置し一人一人監視するのであればできそうですが、現実的ではありません。さぁ困った。
まぁ多少の感染者がでている状態ならば、それはもちろん入試は通常通り人を集めて行うでしょう。幸いにもカンニング対策のこともあり、教室自体は密ではないので、まぁちょっと収容人数を減らすくらいの対策で済みます。
しかし緊急事態宣言が来年の1月、2月に出た場合は話は別ですよね。個人的には本当の第二波はその時期にくるのではないかと思っていまして、ちょっと心配なところでもあります。
大学の考え方を変えるタイミングがきた
日本は、大学に入学するのはけっこう難しく、卒業するのは簡単といわれています。外国はけっこう逆なところが多く、卒業するのが難しいというところが多いのです。
日本は高校生の頃にがつんと勉強すればあとは遊んでいてもいいみたいな風潮がありますが、それってもともとどうなの、というところもありますよね。大学の本質とは何かというところで、これはコロナ以前の話です。
学歴社会の考え方も昔ほどなくなってくるであろうという中、ここらで入試や卒業に対しても考え方を変えるときが来ているのかもしれません。
いわゆる推薦枠で多く入学できるようにして、そこからふるい落としていくような感じになっていったり…まぁ今すぐはならないでしょうが、数十年後はそんな感じかもしれません。